悟空たちZ戦士は気を読むことで、相手の強さや居場所が分かります。
これは宇宙全体で見ると珍しい能力で、地球人、ナメック星人が得意とする能力のようです。サイヤ人の悟空とベジータも身に付けました。
フリーザ一味は基本的にこの能力がなく、スカウターという機械で相手の強さを調べたり、ナメック星人の居場所を探したりしていました。
スカウターは他人の戦闘力を数値化して見ることが可能なのですが、作中で戦闘力を計測した際に、その数値を信じられず故障を疑われることが幾度となくあります。
スカウターはそんなに信用されないほど、普段から故障率が高いものなのでしょうか?
スカウターの疑われ率は異常
スカウターは目元に付ける道具で、フリーザ一味が使用していました。また、フリーザと手を組んでいたサイヤ人も使っていましたね。
スカウターも旧型新型とあり、新型の方が計測できる戦闘力の上限が高くなります。
フリーザ一味は多くの者がスカウターを装着しており、戦闘員には一般的に普及されている必需品といった印象。
その割には、スカウターで計測された値が信用されず、故障を疑うシーンが何度もあるんですよね。
ラディッツが悟飯の戦闘力を計測したときや、悟空とピッコロがこちらに向かってきているのを知った場面。

《出典:ドラゴンボール》
悟空が自分を超える戦闘力だと知ったときのナッパの反応。

《出典:ドラゴンボール》
ベジータの戦闘力が24000まで上昇した際のドドリア。

《出典:ドラゴンボール》
どれも想像以上の数値を計測したことに驚き、スカウターの故障を疑っていました。みんなからあまり信頼されていないですね、スカウターちゃん。
実際よく壊れる
スカウターは戦闘力が計測できる限界値を超えると、突然爆発して壊れてしまいます。
ベジータとキュイとの戦いでは、ベジータが気を高めて戦闘力を上げていき、22000に達した時点でキュイのスカウターが爆発してしまいました。
それどころか遠方にいたザーボンのスカウターも爆発して壊れるという、なかなかの欠陥品っぷりを発揮。
ブルマも界王拳を使った悟空の戦闘力をカメハウスから計測して壊れてしまいましたね。このときも戦闘力22000ほどになったときでした。

《出典:ドラゴンボール》
目元に装着しているものにも関わらず、計測値が基準値以上になっただけで突然爆発して壊れるというのはなんとも危ない代物です。
22000以上の戦闘力を持つ人物はそう多くないのだろうけど、フリーザやギニュー特戦隊など身近な人物がそれ以上の能力を持っているんですから、計測できないのはまだしも爆発するのは勘弁してほしいところですよね。
基準値をオーバーしただけで爆発してしまうというのがあるから、みんなのスカウターへの信用が薄いのかもしれません。
数値だけだと実感がない
Z戦士は相手の気の強さを肌で感じ取れるため、強い人物が近くにいると、それだけで怯えてしまうこともあります。
でもフリーザ一味など、スカウターを使っているキャラクターは、数値だけでしか敵の強さがはっきりと分からないんですよね。
実際に戦えばおおよその実力は分かるとはいえ、機械で計測した数値で強さを図るというのは、実感が感じられなくて全幅の信頼を置けないのかもしれないですね。
経験則の方が信頼されている
戦闘力が計測できる限界値を超えると爆発するという不具合があるとはいえ、戦闘力の計測を誤っていることは作中ではありません。
でもスカウターを使用している人たちは、機械での計測よりも自分たちの経験則を信じているみたいです。
宇宙全体で見れば、戦闘力が1万を超えることすら珍しいようですし、想定を超えて高い数値を計測したときは、なかなか信じられないものなんでしょう。
僕たちも、天気予報士が「明日の気温は100℃です」と言っていたら、「ねぇよww」と思いますしね。
すぐに故障だと思われたり、ベジータにあっさり壊されたりしているのを見ても、安価で大量生産できる安物だったりするのかな。
実際に故障率が高いかは分かりませんが、使用している人たちからすればいつも正常に動作している確証がないので、故障はよくあるものだと思っている、と考えられますね。