【ドラゴンボール】セルゲーム時の悟空と悟飯はどっちの方が強かったのか考察してみた

スポンサーリンク

セルが考案したセルゲームは、一人ずつ順番にセルと戦うというゲームでしたが、結果的に悟空と悟飯しかセルとは戦いませんでした。(サタンは除外)

まず最初に悟空がセルと戦いますが、元々悟空はセルを倒せるとは思っておらず、多少の善戦はしましたが実力には明らかな差があり、自ら降参することになります。

このとき悟空の力は、他のZ戦士を遙か上回るもので、プライドの高いベジータですら悟空を天才と認め、越えられなかったと発言しています。

誰もセルに敵う人物などいない、と皆が思っていたところで、悟空が指名した人物は息子の悟飯でした。

《出典:ドラゴンボール》

悟空は悟飯ならセルに勝てると言って戦わせますが、怒りをきっかけに悟飯の潜在能力が解放されることを期待してのものであることが後に明かされます。

今回は、超サイヤ人2に覚醒する前の悟飯は、悟空と比べてどっちの方が強かったのか考察してみます。

スポンサーリンク

悟空の強さを目の当たりにした悟飯の反応

セルゲーム開始前に、悟空と悟飯が精神と時の部屋から出てきたあと、悟空はカリン様の前で気を開放し、セルとの力量差を見てもらいました。

《出典:ドラゴンボール》

そのときはあまりの気の強さにカリン塔が崩壊しかねなかったため、悟空は半分ほどのパワーしか見せませんでした。

神の宮殿にいたベジータは悟空の気を感じ取り、半分のパワーと知らないにも関わらず、「追いついたと思ったらまた突き放しやがる」とイライラしていたため、その実力差はかなりのものだったと思われます。

ですが側にいた悟飯は半分のパワーだと知った上でも、そんなに驚くほどかな? と疑問に感じていました。

その後も、セルと悟空の戦いを見ていても、周囲は悟空の強さに驚嘆し、二人の戦いには全くついていけないと感じていたものの、悟飯だけはそう思っていなかったです。

悟空が「父さんたちの戦い、すごすぎてついていけないと思ったか?」と聞くと、「思わなかった。二人とも思いっきり戦ってなかったんでしょ?」と返したほど。

ベジータもトランクスもピッコロも、悟空以外に勝てるやつなどいないという反応だったため、戦いについていけないと思わなかったのは悟飯だけだったでしょう。

ただこの反応で、悟飯が悟空より強いと考えるのは早計だと思います。

悟飯からすれば、自分の父親でもあり、今までサイヤ人やフリーザを圧倒的な強さで倒してきた悟空はヒーローそのもの。

悟空と実力が近かったことなんて一度もなかったため、悟飯にとって悟空は遙か格上の存在だと認識していた可能性が高いです。

そのため、セルとの戦いでは自分との差がそれほどなかったため、手を抜いているように感じた、と見ることができます。悟飯が悟空より強かったかは不明ですが、実力が近かったことは間違いないでしょう。

悟飯にとっては、自分と悟空が近い実力を持っているだけで十分違和感を持ちそうなので、この発言だけではまだどっちが上かは分かりません。

悟飯と戦ったセルの反応

悟空はセルに、自分とセルよりも悟飯の方が強いと言いました。ただしこれは、悟飯が怒って真の力が開放されたら、という言外の意味があります。

悟飯が気を開放したとき、セルは「孫悟空の言ったこともまんざらハッタリばかりではなかったらしい。だがこの私に勝てるというのはいささか言いすぎだったようだな」と発言。

どこに対してハッタリばかりではなかったと言ったのかは分かりませんが、少なくともこの時点で、悟飯が想定以上に強かったということは認めています。

では悟空より上であると認めたのかというと、そうではない気がします。

このあとセルと悟飯が戦うものの、セルは終始悟飯を低く評価していました。そして悟空にさっさともう一度戦えと言って、悟空との戦闘を望んできます。

《出典:ドラゴンボール》

悟飯がこんな戦いはやめようと言ったときも、セルは「貴様には百年経っても私を殺すことはできん」とまで言っています。

セルが悟飯との戦いに執着し出すのは、悟飯が逆上して爆発的に強くなることがあるという話を聞いてから。

セルの反応を見ている限りでは、怒らない限りは悟飯より悟空の方が強いと思っており、より強い悟空と戦いたがっているように感じられました。(悟飯の実力もそれなりにあると認めてはいるでしょうが)

悟飯とセルの戦闘の様子

超サイヤ人2に覚醒前の悟飯とセルの戦いは、セルがほぼ一方的になぶっています。

悟飯が戦うこと自体に否定的ゆえ反撃しなかったために一方的に見えるというのもありますが、悟空はセルと戦っていてそれほど大きなダメージを受けるシーンがなく、やはり悟空と比べても悟飯の方がダメージを負っているように見えます。

ただし、セルが悟飯を怒らせようと攻撃しまくってから悟飯が反撃したシーンでは、セルが尻餅をついてより悟飯を怒らせたくなっていました。

昔から悟飯は、ラディッツとの戦いで体当たりをしたときや、ナッパ戦で魔閃光を撃ったときなど、怒ることで通常よりも高い戦闘力を出すときがあります。

セルの反応や悟飯のやられ具合を見ていても、通常時は悟空よりやや劣る程度の強さだと思われますが、怒りで戦闘力が増大したときは、一時的に悟空を上回る戦闘力になることもあったのかもしれません。

それを実際に感じたからこそ、セルも悟飯を本気で怒らせることに執着するようになっていったのでしょう。

結論

セルゲーム時の悟飯は、安定した戦闘力では悟空より少し劣るものの、感情が昂ぶったときの瞬間的な戦闘力は悟空を上回ることもあったかもしれない、と考えられます。

少なくともベジータやトランクスよりは確実に強く、悟空ともそんなに大きな力の差はないのは間違いないでしょう。

どうして同じ地球人との混血であるトランクスは、悟飯ほど強くなれなかったのか……。きっと、一緒に精神と時の部屋で修行した人物が違ったからでしょうね。

良き師匠に恵まれてきた悟空から修行を教わったことで、効率的に強くなることができたのだと思います。

超サイヤ人2に覚醒した悟飯はめっちゃ格好良かったので、7年後になよなよした青年になってたのはちょっと残念だった……。

《人造人間・セル編は28巻から!》