こんにちは、九條です。
Nintendo Switchソフト、『スーパーマリオオデッセイ』をクリアしました!
このゲーム、発売日に購入していたにも関わらず、クリアしたのは約半年後……。
これはひとえにスプラトゥーン2が面白すぎてなかなか他のゲームに手をつけられていなかったためです。Switch、面白いゲームが多すぎるよ!
そんな面白いゲームのひとつ、『スーパーマリオオデッセイ』をレビューしていきます。
本作は久しぶりの箱庭マリオということで期待していたのですが、不満点も決して少なくはなかったです。個人的にはWiiの『スーパーマリオギャラクシー』のときのような熱中する面白さは感じられませんでした。
とはいえ、十分面白い要素もありましたし、箱庭マリオが好きな人にはむしろ魅力ある作品だと思います。相変わらず安心の任天堂クオリティと言える作品です!
本作の特徴
15年ぶりの箱庭マリオ!
『スーパーマリオ』シリーズは、いわゆるステージクリア型マリオと、箱庭マリオに別れています。
ステージクリア型はWiiの『スーパーマリオギャラクシー』などですね。基本的に一本道のステージを進んでいって、ゴールにたどり着くとかパワースターを取ればクリアってタイプのマリオ。
本作は箱庭マリオと呼ばれるタイプで、大きなステージの中を探索し、様々な場所に隠されているパワームーンを集めます。
本筋となるストーリーを進めていくことも必要なのですが、道中にたくさんパワームーンが隠されているので、広いステージを自由に探索していく楽しさがあります。
箱庭マリオはゲームキューブで発売された『スーパーマリオサンシャイン』以来で、実に15年ぶり。
ステージクリア型のマリオより箱庭マリオが好きという方も少なくないでしょう。箱庭マリオ好きなら文句なく楽しめるソフトだと思います!
ストーリーはいつもの展開
本作のストーリーですが、なんとピーチ姫がクッパに攫われてしまいます!
い つ も の
クッパがピーチ姫と強引に結婚したいため、誘拐したようです。普通に犯罪ですね。
まあストーリーはいつものマリオです。クッパを追っかけて倒してピーチ姫を助けるお話。いつもの展開である意味安心できます。
帽子アクションが本作の目玉!
本作は「キャッピー」というキャラがマリオの帽子となり、キャッピーを使った様々なアクションが可能となっています。
投げるとブーメランのように飛んでいき、敵を倒したり木箱を壊したりといった攻撃に用います。
最大の特徴は「キャプチャー」という技で、特定のオブジェクトやキャラクターにキャッピーを当てることで、マリオが対象に憑依して操作できるようになります!
海を泳ぐ敵キャラクターに憑依すれば、素早く泳いで水上でも攻撃できます。
恐竜に憑依して大岩を破壊しながら進むことも可能!
憑依した対象ごとに固有の技や特徴があるため、探索に欠かせない重要な要素となっています。
このキャプチャーのお陰でマリオのアクションが多彩になっているので、多様なギミックを攻略していく楽しさが増していますよ!
本作の魅力
探索する楽しみ
探索型マリオが好きな人にはぴったりの作品。
パワームーンの数は非常に多く、全部で880個。(更にコインで購入して999個までカンストさせることも可能)
今までのシリーズより遙かに多いですw その分簡単に入手できるものもたくさんあります。
ステージを探し回ると色々な場所に隠されていたり、思わぬところにあったりします。広い世界を隅々まで探索したい人にはうってつけでしょう。
素晴らしいグラフィック
Nintendo Switchのソフトだけあって、グラフィックはいつも以上に素晴らしいです。
キャラはデフォルメされているのでいつも通りな感じですが、ステージの質感は次世代機に相応しいほど綺麗です!
特に任天堂が得意としている水の演出は流石ですね。本当に本物のような綺麗さなので、是非TVモードのHDMI画質でプレイしてみてください。
クリアするだけなら難易度はゆるめ
ストーリーをクリアするだけなら、本作の難易度はゆるめです。
アクションが苦手な人なら苦労するところもあると思いますが、残機も多いですし詰んでしまうことはそうそうないと思います。
パワームーンを全部集めようとした場合は、難しいところもありますので、歯ごたえある難易度になるでしょう。
ストーリーだけを進めると、プレイ時間は10~15時間程度だと思いますが、パワームーン集めをすると40時間以上遊べるボリュームがあります。
ライトユーザーでも楽しめますし、やり込んでいきたいタイプの人も満足できるゲームです。
特にやり込みとしては、RTAがすごく流行っているタイトルです。マリオのアクションをうまく活かせば、様々なショートカットができるゲームの幅の広さが魅力ですね。
おすそ分けプレイで協力プレイができる
Nintendo Switchのおすそ分けプレイで、2Pがキャッピーを操作して協力プレイすることができます。
協力プレイだとキャッピーを自由に操作できるようになり、ステージ攻略が大分楽になります。
ただ、連携が必要になる場面では逆に1人で操作する方が楽なこともあるかもしれませんね。プレイ中に1人プレイに簡単に戻せますので、そういうときは1人プレイに戻せばいいかなと。
家族や友人と一緒にプレイすると盛り上がりますよ! 僕は一緒にプレイする人がいなかったですけどね!
不満点・問題点
携帯モードだと操作が少し限られる
僕は普段、Nintendo Switchのゲームをプレイするときは携帯モードが多いです。
本作は携帯モード、テーブルモード、TVモード、全てに対応しています。ただ、携帯モードだと少しやりづらいアクションがあります。
キャッピーの操作はボタンでもできるのですが、Joy-Conを振ることにより多くのアクションが行えます。これらが携帯モードだとやりにくくってしょうがない。
これらのジャイロで行うアクションは、別に使わなくても十分クリアは可能です。ただ、あった方が楽に進めますし、一部のパワームーン取得には必要になる局面もあるかもしれません。
テーブルモードやTVモードに変更すればいいだけではありますが、携帯モードオンリーだと完全な操作はできない、というのはちょっとつらいなと思いました。
パワームーン取得の達成感が薄い
パワームーンは880個あり、今までのパワースター120個時代と比べて数が増えている分、ひとつひとつの取得条件がとても簡単になっています。
いつも通りステージを進んだ奥にあるということもありますが、ちょっとした道ばたにあったり、ステージ中の隠れた場所にあったり、ショップでコインを使って購入したりというパターンも。
ガンガン取得できることにより、パワームーン取得の達成感が薄いなと思いました。
『スーパーマリオギャラクシー』などは、ギミックを突破してステージの最後まで進み、パワースターを取った瞬間「クリアしたー!」って爽快感があったんですが、本作はそれを感じられなかったのが不満でしたね。
ステージを進むテンポ感が悪い
これは僕が箱庭マリオよりも、ステージクリア型の方が好きだから感じたことだと思うのですが、ステージを進むテンポ感が悪いなと思いました。
どういうことかと言うと、サクサクステージの奥まで進んでいきたいのですが、道中にパワームーンが隠されていることが多いので、取りこぼしがないかカメラをグルグル回して確認してみることとかあってですね。
良く言えば探索する楽しみなのだけど、悪く言うと隅々まで探さないと取りこぼしが多くなるゲーム性なんですよね。一長一短なので仕方ないですが、テンポ良く進みたい人にはややストレスになる可能性もあります。
まとめ
15年ぶりの箱庭マリオに相応しい、大ボリュームの良作だと思います!
ステージの隅々まで凝って作られていて、探索するときのワクワク感を裏切りません。自由にマリオを動かして、遊び回りたい人にオススメの作品。
反面、ステージクリア型の一本道のマリオが好きな人には不満を感じるかもしれません。僕もそうでしたが、それでも買って後悔するようなことはなく、十分楽しめました。
Nintendo Switchを持っている人は是非プレイしてみてください。万人向けのゲームだと思いますよ。