【ワールドトリガー】千佳が人を撃てるようになったら玉狛第二はどれくらい強くなる?

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玉狛第二のスナイパー・雨取千佳(あまとりちか)は、人を撃つことができないという欠点を抱えていました。

千佳自身もなぜ撃てないのかはっきりと分かっていなかったのですが、ヒュースに人を撃てるのではないかと問い詰められたことで、「撃てない理由」がわかって人を撃つ決心をします。

まだ完全に吹っ切れたわけではありませんが、この先千佳が人を撃てるようになったら、玉狛第二にとって大きな戦力向上になるのは間違いないでしょう。

千佳が普通に撃てるようになったら玉狛第二がどれくらい強くなるのか考察してみます!

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「撃てない」ではなく「撃ちたくない」だった千佳

千佳は今まで人を撃てないと周囲から思われていましたが、A級2位冬島隊の当真勇(とうまいさみ)は、千佳は「人を撃ちたくない」だけだと言っていました。

ヒュースも戦場での経験から、千佳を「撃てない人間」ではなく「撃てる人間」だと思えると言って、千佳が本当は人を撃てるのではないかと問い詰めます。

ヒュースに問い詰められた千佳は、木崎レイジと宇佐美栞(うさみしおり)の前で、「自分が人を撃てないのは、周囲からどんな目で見られるかが怖かったから」だと語ります。

莫大なトリオン量を持つ千佳がその気になればもっと簡単に点を取れているはず。だがそれによって千佳を怖く思ったりずるいと思ったりする人が現れるのが怖いから人を撃てなかった。

かといって足手まといになるのもチームメイトから良く思われないため、レッドバレットである程度貢献できるようにはなりたかった。強くなりすぎず弱くなりすぎずの立場で、できるだけ目立ちたくなかったのだと思われます。

そんな自分を浅ましく思った千佳は、チームメイトのために普通の弾もちゃんと撃つようにしようと覚悟します。千佳が悲痛な表情で自分を責めるシーンは衝撃的でした。

《出典:ワールドトリガー》

今まで千佳は自分が近界民に襲われても周囲に助けを求めず、自分が囮になるような作戦を積極的に提案するなど、自己犠牲的で優しい人物という印象でした。千佳の心情が描かれるシーンが少なかったため、良い人だけど何を考えているのか分からない地味なキャラって感じだったんですよね。

人を撃ちたくなかった理由がはっきりし、千佳が保身で行動していたことに葛藤するシーンが描かれたことで、逆に人間味がでてきて魅力的なキャラに昇華したと思います。これからもっと千佳の心情を掘り下げていってほしいですね。

トリオン量は黒トリガーレベル

千佳のトリオン量は黒トリガーレベルの量を誇ります。

《出典:ワールドトリガー》

アイビスを撃てば大砲のような破壊力になりますし、メテオラを撃てば広範囲に壊滅的な被害を出せるほどの威力。シールドを広げてイーグレットの狙撃を防げるなど、トリオン量だけでごり押しが可能なほどの高さです。

人を撃てなかった今までは、アイビスやメテオラで地形を変えることと、ライトニング+レッドバレットの組み合わせでレッドバレット狙撃をするくらいしか、トリオンの高さを活かす機会がありませんでした。

人を撃てないために宝の持ち腐れをしている感じが否めなかったのですが、人を撃てるようになったら大きく変わります。千佳のアイビスの威力で直撃を食らえば大抵の人はシールドを張ってても瞬殺でしょうし、ハウンドやメテオラで爆撃しまくるだけでも点を取れるでしょう。

《出典:ワールドトリガー》

屋内戦や乱戦時は大砲やメテオラで敵を一網打尽にすることも可能。今までにも人を撃てるのならそういった局面は何度かありました。

正直このトリオン量なら、黒トリガーと同じS級隊員になってもおかしくないのではないかと思います。たとえば二宮隊の二宮匡貴(にのみやまさたか)が千佳のトリオン量なら、S級扱いしないとランク戦で無双しそうです。

スナイパーとしての技術はB級下位レベル

千佳はボーダーに入隊して間もなく、三雲修(みくもおさむ)と空閑遊真(くがゆうま)の論功行賞によるポイントをもらってB級隊員に昇格しました。

師匠のレイジから訓練を受け、本人も真面目に取り組んでいるため確実に成長していっているものの、まだまだ技術は半人前です。

レイジから実戦を想定して訓練を受けているため、実戦形式の訓練の方が成績が良く、「捕捉&掩蔽訓練」では127人中19位でした。

C級隊員以上の実力はあるものの、順位としてはB級下位レベルだと思います。成長性は十分あると思いますが、やはりまだ経験不足なのは否めません。

いくらトリオン量が多くても、それだけが強さの基準にはならず、スナイパーとしての立ち回りと命中精度はとても大事です。よって人を撃てるようになったからといって、今すぐ最強のスナイパーになれるかといったらそうではないですね。

トリオン量が多いことで、アイビスを一発撃つと居場所がモロバレだったり、メテオラの弾がでかいことで、射撃前にメテオラを撃ち落とされるリスクもあります。弓場隊との戦いでは、スナイパーの外岡一斗(とのおかかずと)に張り付かれて、メテオラを阻止されました。

トリオン量の多さを活かすなら、千佳自身がもっと強くなることは必要不可欠です。まあそれでも、トリオンだけで現状でも十分脅威になれるほど強いですけどね。

A級上位にはいけそう?

千佳の技術はまだ拙いけれども、それを補って余りあるトリオンはあると思います。

戦術や技術が拙くてもパワーでごり押しできる局面はあると思うので、相手からすれば千佳の存在が大きな脅威にはなるでしょう。外岡のように誰かが千佳をマークしていないと、アイビスやメテオラで突然落とされかねません。

また、居場所がばれたくなければレッドバレット狙撃もできます。修のワイヤー戦術も今まで通り使えるので、戦術の幅が広がるのが強み。

玉狛第二には遊真とヒュースがおり、この二人はA級上位に匹敵する強さです。遊真とヒュースの連携力も高く、遊真は機動力の高いアタッカー、ヒュースは近距離と中距離どちらにも対処できるオールラウンダーと、相性も良いです。

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ここに遠距離から広範囲に即死級の威力で攻撃できる千佳が加われば、A級上位にいける強さになれると思います。

B級ランク戦最終戦では、ヒュースの転送位置が悪く早々に落とされてしまいましたが、転送位置次第ではもっと玉狛第二有利な展開になれていました。外岡が千佳をマークできたりと、色々玉狛にとって不運が続いたために苦戦したと言えます。

チーム全体として経験不足な感じは否めませんが、遊真とヒュースは戦い慣れしているし、修とヒュースが戦術をしっかり立てられるので、千佳が人を撃てればA級上位には十分いけるのではないでしょうか。

まとめ

千佳が人を撃てるようになれれば、玉狛第二はA級上位にいけるくらい強くなると考えます。千佳がスナイパーとしての技術を磨いてエース級の強さになれば、恐ろしく強いチームになるでしょう。

まあ千佳が育つ頃にはヒュースは玉狛第二を抜けているかもしれませんけどね。ヒュース加入により玉狛第二が格段に強くなりましたが、修と千佳が成長してヒュース抜きでもA級に行けるようになってほしいなと思います。