【ワールドトリガー】黒江双葉は木虎藍のことが嫌いなのか考察する

スポンサーリンク

A級の加古隊の黒江双葉(くろえふたば)は、正隊員の中で最年少である中学一年生の少女。

クールで表情が変わらないキャラクターですが、先輩たちへの礼儀は正しく、特に自分の隊の隊長である加古望(かこのぞみ)のことをとても尊敬しているようです。

しかし、嵐山隊の木虎藍(きとらあい)に対してだけは、かなり態度が冷たく、見下すような生意気な態度を取っています。黒江は木虎のことが嫌いなのか考察してみます。

スポンサーリンク

ボーダーの先輩たちには礼儀正しい

黒江はボーダーの先輩たちに対しては基本的に礼儀正しいです。

玉狛第二のランク戦を観戦していたときは、玉狛の作戦の意義がわからなかった黒江に対し、三輪隊の古寺章平(こでらしょうへい)が懇切丁寧に作戦の意図と効果を解説しました。古寺の解説で意図を理解できた黒江は、頭を下げて古寺にお礼を述べています。

観戦後はすれ違った嵐山隊の嵐山准(あらしやまじゅん)と時枝充(ときえだみつる)の二人には挨拶しています。その二人と一緒にいた木虎にだけは挨拶していませんが……。

ガロプラ戦のときは二宮隊の犬飼澄晴(いぬかいすみはる)に髪をいじられていましたが、特に怒ることもなく普通に受け答えしていました。特別犬飼と仲が良いのかは不明ですが、女の子がこんな風に髪をいじられて気にしていないのもすごいですね。

《出典:ワールドトリガー》

いつも無表情で淡々と喋る黒江ですが、加古の前ではややテンションが高いんですよね。ガロプラ戦では加古の期待を裏切りたくない思いから、嫌がっていた木虎との連携を受け入れましたし、加古には最も心を許していると思われます。

木虎に対してのみ冷たく接している

ぶっきらぼうであってもちゃんと先輩には敬語で接する黒江ですが、木虎に対してだけは冷たいです。木虎も黒江の先輩なので冷たいというより、無礼といった方が正しいですね。

まず嵐山隊3人とすれ違って、自ら嵐山と時枝にだけ挨拶している時点で相当失礼ですw 更に木虎から挨拶されても睨んで「どうも」と返しているだけ。

《出典:ワールドトリガー》

時枝が「相変わらず木虎に冷たい」と言っていることから、いつも木虎に対してこんな態度だということですね。木虎の方は黒江に慕われたいと思って優しく接しているので、黒江に冷たくされて傷ついているようです。

ガロプラ戦では共闘することになるのですが、「足を引っ張らないでください」と言っていることから、木虎への尊敬心は皆無だと思って良いでしょう。

木虎のことをライバルに見ている?

黒江が木虎を拒絶しているのは、彼女をライバルに見ているからではないでしょうか?

黒江が木虎をライバル視する根拠を挙げていきます。

木虎も頭文字が『K』なので、加古隊の入隊基準を満たしている

黒江が所属する加古隊は、名前の頭文字が『K』の人を入隊させることに拘っています。メンバーはオペレーターも含めて全員女性なのですが、性別は拘っていないようです。

《出典:ワールドトリガー》

玉狛第二の空閑遊真(くがゆうま)も『K』だったため加古に誘われていました。遊真は加古隊に入る気がなかったので断っており、加古も断られることは承知の上だったみたいですが、『K』で有望な人物には声をかけずにはいられないとのこと。

木虎も頭文字が『K』であり、実力的に優秀ですから、加古に誘われている可能性があります。加古に誘われていたのだとしたらもちろん、そうでなくても『K』ということで黒江が木虎を意識するのは十分あり得ると思います。

加古は性別に拘っていないと言っても、やはり自分と同じ女性で歳も近いですから、他の『K』候補よりも意識しやすくなるはず。

同じ『K』の木虎の方が自分より優秀だったら、加古が自分より木虎を欲しがるかもしれないと考えたら、加古を尊敬している黒江は木虎をライバル視してもおかしくないでしょう。

ボーダー入隊時のバムスター討伐タイムで負けている

ボーダー入隊時にはバムスターを何秒で倒せるかという恒例の試験があります。木虎が9秒、黒江が11秒の記録でした。

ここの記録で負けているだけでライバル視していたり嫌っているということはないと思いますが、『K』としてライバルに見ているのなら、なおさらここの記録で負けていることも気にしていそうです。

チームランク戦の順位で負けている

黒江が所属する加古隊はA級6位、木虎が所属する嵐山隊はA級5位。チームの順位で木虎に負けています。

しかも嵐山隊は広報活動もこなしている部隊で、他のチームよりランク戦にかけられる時間が少ないです。

黒江は好きなことのひとつが「ランク戦で勝つこと」なので、ランク戦の順位は意識していると思います。『K』として意識している木虎にランク戦の順位で負けているのは悔しいでしょうね。

ライバルに上から目線で接せられるのが嫌なのかも

黒江が木虎をライバルとして見ていたとしたら、そのライバルに上から目線で接せられているのが嫌なんじゃないでしょうか。

黒江はライバルと仲良く切磋琢磨したいと思うタイプではありません。草壁隊の緑川駿(みどりかわしゅん)が、遊真にグラスホッパーの戦い方を教えたと聞いたときは、「あのバカ、ライバル強くしてどうするの」と苦言を呈していましたからね。

《出典:ワールドトリガー》

木虎も黒江をライバルと思って対等に見てもらえたら良いかもしれませんが、木虎は黒江に「慕われたい」と思っているので、態度としては優しくても上から目線であるようには感じるはずです。

ライバル視している相手にライバルとして見てもらえず、ただの後輩として接せられているから、木虎にイライラしているというのはあり得ると思います。

まとめ

黒江が木虎に冷たいのは、慕っている加古が『K』の木虎を欲しがっているかもしれないので、その木虎に負けたくないライバル心や嫉妬心があるからではないかと推察します。

そもそも木虎って同年代には態度が悪いし、年下に対しても純粋な優しさではなく「慕われたい」という思いで接しているのって、普通に嫌われてもおかしくないような気がしますけどね……。よくよく考えたら、その振る舞いって太刀川隊の唯我尊(ゆいがたける)と一緒なのでは?

実は木虎のことが本当は好きで尊敬していて、意識しているからこそ逆に冷たい態度になっちゃって後で一人自室の枕に顔をうずめて足をばたばたさせながら後悔している説を推しておきます。