ドラゴンボールの世界にも当然服屋があって、地球人はみんな服を着ています。
服って時間が経つと痛むし、着る服のバリエーションが少なかったら恥ずかしいし、自分に合う好きなデザインを探すのも大変ですよね。
そして何より、色んな服を買っていたら高い。
作中でも人造人間18号が田舎の服屋に足を運んでいましたが、お気に入りのデザインが見つからなくてイライラしているシーンがありました。

《出典:ドラゴンボール》
作中でも現実のように衣服には悩まされるのでしょう。そこで、もしピッコロさんが服屋の店員になったら大人気になるのではないかと思うのです。
無から服を作る能力
ピッコロは元々ナメック星人だった人物が、二人に分離した姿。
自身を魔族と称していましたが、自分がナメック星人であることを知らなかっただけで、基本的に普通のナメック星人と同じようなものです。(大魔王のときは殺した人物の魂があの世に行かなかったので、魔族という存在にも属するのでしょうが)
ナメック星人全員にある能力なのかは不明ですが、ピッコロは無から服を作り出す能力を持っています。
幼い悟飯が満月を見て大猿になって暴れたあと、裸のまま意識を失ったために、ピッコロは悟空と同じデザインの衣服を作ってあげました。しかもこのときは剣までサービスしています。

《出典:ドラゴンボール》

《出典:ドラゴンボール》
それ以降も、自分の服を瞬時に作り出したり、精神と時の部屋から出てきた悟飯にピッコロと同じ服を作ったりしています。
好きなデザイン、サイズで、かつ相手に着せた状態で、一瞬で無から服を作り出す能力。作中では誰も大して気にかけていませんが、これすごい能力ですよね。超有用な錬金術ですよこんなの。
服屋の店員になったら女性に大人気
ピッコロさんが服屋の店員になったら、もう服屋にある服なんて全部見本みたいなものです。
最終的にこのデザインにしてほしいという要望さえあれば、そのデザインでその人に合ったサイズの服を一瞬でプレゼントできます。
コストなんて全くかかってないと思いますけど、多少の体力は消耗するかもしれないし、ビジネスなのでいくらかサービス料をいただけばいいですね。それでも圧倒的に大人気になれるはず。
カタログがあればそれを見ながらでも作れるでしょうし、服屋の店員というより仕立屋としても活躍できる。
特に衣服に拘る女性には大人気になれるんじゃないでしょうか。まあちょっと顔色悪いですし触手があるので怖いイメージもありますけど。
お店側からしても、ノーコストでお金稼ぎができるわ、強盗とかきてもピッコロが追い払ってくれるわで、ありがたいことこの上ない存在。
もし職場でピッコロが腕とかを怪我してしまっても、腕をもいで新しい腕を生やすことができるから怪我の心配しなくていいのも助かりますね。
まあピッコロなら別にお店に雇われなくても、一人で稼いでいけるでしょうが、果たしてピッコロに集客能力があるのかは謎。集客はおしゃれな店員さんに任せたいところです。
ピッコロは何でも自由に作れるのか?
幼少の悟飯に服を作ったときは、一緒に剣もプレゼントしています。
あの剣も無から作り出したものと思われますが、ピッコロは他に何を作れるんですかね?
剣が作れるなら、ナイフや包丁なども作れそうですし、金属類ならなんでもいけてしまうのかもしれません。
それとも、服にしろ剣にしろ、なにかしら制約があって自由に作れるわけではない可能性もあります。
人造人間編にてドクター・ゲロの研究所を探すとき、クリリンが寒くて服を買いたいと言っていましたが、ピッコロは「不便だな地球人は……」と言うだけで、服を作ってあげませんでした。
あれはその場にいたのがクリリンと天津飯だけだったので、ピッコロからすれば服を作ってあげる義理がなかったという見方もできます。仲間ではあったけど、ピッコロは誰にでも優しく振る舞っているわけじゃないし。
それか温かい服を作ることはできないとか、なにか制約があったのかもしれない。もしそうなら、時期限定サービスになってしまいますね……。
ピッコロは働かなくてもいい
しかしピッコロは働く必要がないんですよね。
ナメック星人は水を飲むだけで生きていくことができるから、食費が一切かからないのです。
普段は神の宮殿に勝手に居着いているし、そうでなくてもその辺で野宿もできるだろうから、家賃光熱費もかからない。
地球人じゃないから税金とかもかからないし、趣味は修行しかないからお金がいらない。ナメック星人は性別がないから恋愛をせず、交際費も不要。
なんて恵まれているんでしょう。これならわざわざ服屋の店員になって働かなくてもいいですね。ピッコロさんになりたい人生だった……。
《生まれ変わったピッコロさんが登場するのは14巻から!》