他人の夢や挑戦を否定する権利があるか

スポンサーリンク

f:id:kujoyugo:20170611221751j:plain

こんにちは、九條です。

先日、僕が読者登録しているかつおさんという方が、以下の記事を投稿していました。

詳細は上記の記事を読んでほしいのですが、簡潔にまとめると、ギャンブル依存症だった義理の弟さんが、FXで成功体験を積んでちゃんとした人生を再スタートさせたいと言っているとのこと。

色々と突っ込みどころもあるでしょうが、それは置いといて、かつおさんのお嫁さん(義弟の姉)は彼を止めようとしているようです。ですが「俺の夢を馬鹿にするな」と一蹴されている状態。

かつおさん本人は義弟にどう対応するか悩んでいるようですね。

この記事を読んで、自分の夢や挑戦を否定されることについて、僕も他人事ではないので書き記したいことがありました。

スポンサーリンク

自分の夢や挑戦を否定されること

まず、先ほどの記事の弟さんについては、僕もやめた方がいいだろうと思っているクチです。

ですけど、僕は弟さんについて何も知らず、事情も背景も分かっていない上、赤の他人であるため、完全に否定するつもりはありません。

また、サラリーマンや公務員として安定した生き方をするのではなく、夢を追って生きてみたいというのは、若い世代の方なら考えたことがある人も多いと思います。

でも大体そういう考えって否定されることが多いですよね。まさに僕も先ほど否定的なスタンスを述べましたしね。

僕もこれからの生き方を否定された

僕は今週末で退職し、在宅フリーランスになります。

仕事のツテが特別にあるというわけでもなく、基本はWebライターとして仕事を探して食べていくことになります。

多分、羨ましいと感じられることもあるだろうし、無謀だと感じられることもあるでしょう。

現に僕は、退職を知った学生時代の友人の一人に、とても見下され嘲笑されました。

その人は学生時代のときに仲が良く、社会人になってからも定期的に連絡を取ったり直接会って遊んでもいた友人でした。また、彼から転職や独立の相談を受けたこともありました。

結局その友人はまだ転職も独立もしていませんが、先に独立することになった僕に、「うまくいくわけがない」と言われ、笑われてしまいました。

彼の態度にショックを受けましたが、喧嘩がしたいわけでもないし、うまくいく根拠があるわけでもないので、特に反論することもなく、今のところその会話以降は連絡を取り合っていません。

彼は、僕が身体の病気でサラリーマンを続けられなくなってしまったから、仕方なしに独立するということを知りません。単に、夢を見て独立に踏み切ったと思っているでしょう。

うまくいくわけがない、というのは、僕にとっては死活問題なのです。

でもそれを説明する義理はない。何より病気が理由でなければ、退職を決断して新しい仕事に挑戦していく友人を馬鹿にしてもいいのだろうかという話です。

他人の夢や挑戦を否定する権利

僕の家族は、僕のこれからの人生を否定しません。食べていけるかについては疑問があるようですが、好きにやってみろというスタンスです。

それは僕が、仮に在宅フリーランスとしてやっていくことができなくても、その時家族に迷惑をかけるつもりはないからです。

家族関係がちょっと複雑なこともあるのですが、基本的に家族の力を借りることはしません。というより、できないと言ってもいいのですが。

在宅フリーランスならどこでも働けるので、実家に住むのがコストは一番かからないです。

でも、それは家族から認められていないし、まあ僕個人としてもその選択肢を取るつもりは全くないです。

もちろん夢破れて生活がうまくいかなくなって、その時親に頼るということもしませんし、できません。その時は普通に見捨てられるだけだと思います。なので、それならバイトとか何なりでなんとかやっていくしかないです。

だからこそ、家族から僕の生き方を否定されることはないし、仮にされても従う気はないんですね。リスクを負っているのは僕だけだからです。

他人の夢や挑戦を否定しても良いのは、自分にもリスクが及ぶ可能性のあるときだけだと思っています。

もし家族にも経済的に迷惑をかけることがあるなら、それは家族に反対されても文句を言ってはいけないし、きちんと説得するべきでしょう。

逆に、リスクの全く及ばない友人に否定されるいわれはないので、否定されても気にしないのがベストなんでしょうね。

夢を追うならリスクの及ぶ範囲を認識する

僕がかつおさんの義弟に対して抱いた気持ちは、最終的にうまくいかなかったらどうするつもりなのだろうというところです。

かつてギャンブル依存症で借金をしていたという話でもありますし、家族を頼るつもりなのであれば、それを止める権利が家族にあると思います。

もし頼る気がない、絶縁するほどの覚悟なら、好きにしてもいいのかなと。

夢を追うことは自由だけど、リスクの及ぶ可能性がある人の理解は、得られないといけないだろうなと思ってます。