ウーロンとプーアルは序盤こそ出番があったものの、ピッコロ大魔王編あたりからほとんど活躍の機会はなくなり、サイヤ人編以降は出番すら希少になってしまいました。
この二人は戦闘力が全くなく戦闘要員ではないのですが、変身能力という貴重な個性をもっています。サイヤ人編以降でこの能力を役に立たせることはできなかったのか考察します!
ウーロンとプーアルの変身能力

《出典:ドラゴンボール》
ウーロンとプーアルは二人とも南部変身幼稚園出身。しかしウーロンは先生のパンツを全部盗んで幼稚園から逃げ出したために追い出され、幼稚園を卒業していません。
変身能力に関しては幼稚園を卒業したプーアルの方が優秀です。ウーロンは変身時間が5分に限られ、変身後は1分間の休憩を必要とします。プーアルには変身時間の制限は特に触れられていませんでした。
人や動物、道具など様々なものに化けることができますが、人に化けてもその強さまで得られるわけではありません。たとえばプーアルがヤムチャに変身すればヤムチャと同じ強さになれるかというとそうではなく、ただ見た目だけがヤムチャになるだけです。
道具に化けた場合は、プーアルは道具の能力も有することができます。空飛ぶ絨毯という現実には存在しない道具にまで化けていたのでどこまで変身できるかは気になるところですね。とはいえそんなに何にでも変身できるなら便利すぎてもっと作中で変身しているでしょうから、基本的には実在する道具に変身できると思って良いのでしょう。
変身を利用して戦えるか
変身能力は戦闘力・気まで真似ることはできません。できるなら悟空たちと一緒に戦っているでしょうしね。
占いババが用意した戦士・ドラキュラマンとの戦いでは、プーアルの変身能力が役に立ちました。ウパと連携して、ドラキュラマンの苦手なものに変化して弱点を突いたことで、クリリンが倒せなかった相手を倒しています。
しかしこれは相手に特別な弱点があったから通じた手であって、サイヤ人や人造人間、魔人ブウなどに通じる手ではないです。
このときも単純に悟空に変化して戦うとかいったことをしなかったことを見ても、実力までコピーできないため、やはりウーロンやプーアルが戦うことは難しいでしょう。
相手を騙すために使えるか
人に化けることができるので、相手を騙すために使う方法もありますよね。
実際にウーロンとプーアルは、作中序盤、ブルマや悟空に変身して相手を騙すといった手法をとっていました。
これをサイヤ人編以降でも有効活用できないでしょうか。たとえばプーアルが悟飯に変身すればラディッツに本物の悟飯を連れ去られずに済むので、ラディッツを倒しに行かなくても悟飯は大丈夫……ってそれだとプーアルが殺されますね。
そもそも本作では騙したところであまり意味がないかもしれません。敵は大抵こっちの命を狙っていますから別の人に化けても殺されるだけですからね。
もしくは敵に化けて相手を騙すという手もあります。フリーザ編までなら、ベジータの前でフリーザに化けたらベジータは恐れて攻撃してこないでしょう。
しかしあの頃になると気を読まれたりスカウターで戦闘力を計測したりできるので、それで偽物だとばれてしまいますね。人に化けて相手を騙すというのは、本作のストーリー上使いどころがなさそうです。
道具として使えるか
プーアルはハサミや空飛ぶ絨毯に変身していたので、こういった道具としての活用法もあります。
作中では結局変身しませんでしたが剣に化けることもできるので、武器にすることもできます。
ただし本作は肉弾戦か気功波がメインであり、武器を使うキャラクターはほとんどいません。剣で斬っても銃で撃っても体を鍛えた人物には効きませんし、普通に殴った方が強そうです。飛び道具としても気功波で十分ですし。
またいくら道具に変身しても強度は変わらないため、簡単に破壊される=死ぬということになります。下手に道具なんか使うよりパワーで全てが解決する世界なので、変身能力だけで活躍するのは難しい世界かもしれません。
結論
ウーロンとプーアルの変身能力は大して役に立たない。
どうせならドラゴンボールとか神龍とかに変身して願いを叶えさせてくれれば良いのに。まあそれができるならウーロンはギャルのパンティ集め放題になるのでできないんでしょうけど。