先輩になって気づいた、新人がメモを取れと言われる3つの理由

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就職活動を経験した人は知っていると思いますが、企業説明会では必ずメモを取るように言われていましたよね。

正直大してメモするようなことを言ってなくても、なんか適当にメモして話聞いていますアピールしていたと思います。僕も「これ、変な風習だなぁ……」と思いつつメモしていました。

実際に会社に入社しても、研修の講師や上司・先輩から、仕事中は必ずメモを取るように口をすっぱくして言われます。新入社員の頃に、メモの準備をしてなくて先輩に怒られたという経験をしてきた人もいるんじゃないでしょうか。

ではどうしてメモを取らないといけないのか。新入社員のときは言われるがままにメモを取っているだけでしたが、仕事を教える身になって、その理由がよく分かるようになりました。

大きな理由として、3つあります。

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人間はすぐに忘れてしまう生き物である

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これ大事だ、覚えておこう! って思っても、あっさり忘れるのが人間です

仕事において、「忘れてました」は禁句です。こうならないように、みんなメモを取るんですよね。

メモを取れば、忘れてしまってもいいのです。ずっと覚えておく必要はありません。メモを見ればすぐに思い出せますから。色々なことを覚えておこうとするのは、脳に負担がかかっちゃいます。

忘れないように覚えておくのではなく、メモをして忘れておくのが良いのです。

メモを取ろうとすることで、話を聞くことに集中できる

会議中とか、上司の話を聞いているときとか、別のことを考えちゃって上の空になっちゃうときってありませんか?

え、ない? おかしいな僕は頻繁にあるんですが……。

話を聞くことに興味がないわけではなくて、無意識に考え事をしちゃったりするんですよね。結果、大事なところを聞いていなかった、なんてことがたまにある。

好きな趣味の話題とかと違って、仕事の話は基本的に面白くはないですからね。どうしても、話を聞いているだけだと退屈になって考え事をし出しちゃうのです。

そこで手帳を用意して、要点をメモするように意識すると、相手の話を集中して聞けるようになります。

話を聞くだけなら受動的ですが、メモをするという能動的な行為を挟むことで、話を聞くことに集中できるようになるんです。

結果的にメモすることがなかったとしても構いません。要点をメモしよう! って思って話を聞いているだけで、十分効果があるということなのです。

メモを取っている姿は相手に安心感を与える

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新入社員のときは気がつかなかった点がこれです。

話をしている側は、相手がメモしてくれていればとても安心します

これは僕が新人に仕事を教える側になって、身を以て知りました。

仕事を教えているときに、ずっと「はい」「分かりました」と頷いて返事をくれても、メモしていなかったらほんとに大丈夫かな……と不安になるんですよ

逆にちゃんとメモしてくれる人は、メモを待つ時間ができて説明の時間が延びますが、ちゃんと要点をメモしてくれているから、何度も同じ説明をする羽目にならなくて済みそうだなーと安心します。

新入社員のときって、「メモしたいのでちょっと説明待ってください」とか中々言えないんですよ。遠慮しちゃって素早く汚い字で書き殴って、後で読めなくなって困ることが多い。

でも、自分の言葉をメモしてくれているんですよ。普通、真剣に話を聞いてくれていて嬉しいと思いますよ。なので、メモの時間を待つことを嫌がる人なんて、そうそういないから安心してください。

まとめ

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新人にメモを取らせる大きな理由は3つです。

  1. 要点をメモさせて、話を忘れられても同じことを聞かれないようにしたい
  2. メモをするために、話を集中して聴いてほしい
  3. メモを取る姿を見ることで、話をちゃんと聴いていると安心できる

ちゃんと新人にもメリットがあるし、話し手にもメリットがあります。めんどくさがらずに、話を聞くときは必ず手帳など、メモ帳を持参しましょう!