東方キャラのローグライクゲーム『不思議の幻想郷TODR』が面白すぎる!

同人ゲーム発祥の『東方Project』は、インターネット上で爆発的な人気を誇り、二次創作が盛んに行われています。

その二次創作のひとつ、『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』というローグライクゲームが、PS4、ニンテンドースイッチ、PS VITAなどで発売されています。

これがめちゃくちゃ面白い上に、ボリュームもクオリティも商業ゲームを遙かに越える傑作でした!

ローグライクゲームといえば有名どころに『風来のシレン』シリーズがあります。僕も元々風来のシレンシリーズが好きだったのですが、本作は風来のシレンが好きな人にも自信を持っておすすめできるローグライクゲームです。

東方Projectを知っている人ならなおさら、知らなくてもひとつのゲームとして素晴らしいため問題なく楽しめます。

ちなみに不思議の幻想郷シリーズの最新作として『不思議の幻想郷 -ロータスラビリンス -』が発売されていますが、こちらはゲームとしてのクオリティもボリュームも非常に低かったので、おすすめできません。

本作『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』はPS4、ニンテンドースイッチなどで発売されていますので、不思議の幻想郷シリーズに興味があるなら是非こちらを買いましょう。

今回は『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』の魅力を紹介します!

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『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』とは

ゲーム概要

  • ジャンル:ダンジョンRPG
  • 対応機種:PS4、Nintendo Switch、PS VITA、Steam
  • 価格:《PS4》6400円、《Switch》4600円、《VITA》5800円、《Steam》4000円
  • プレイ人数:1人

公式PVはこちら!

本作は前作の『不思議の幻想郷TOD』を更にバージョンアップさせ、前作のDLC要素も足した完全版です。

元々前作も前々作『不思議の幻想郷3』のバージョンアップ版、という形で正統進化していった作品であるため、本作『TODR』のボリュームは数本の大作ソフトに匹敵するほど。

PVを見ればわかると思いますが、イラストも同人ゲームとは思えないほど美麗で、プロの人気声優を採用したフルボイス作品。

BGMは人気の高い東方Projectの原曲をアレンジしたものが多いため、BGMの良さも折り紙付き。オリジナル曲も良曲が多くて、曲数が大変多いです。

更にイベントシーンはADVゲームのように一枚絵が表示されたり、メインシナリオにはムービーシーンがあったり、味方も敵も能力使用時にカットインがあったりと、とにかく豪華でクオリティに一切の妥協がありません。

本編ストーリーをクリアするだけでかかったプレイ時間は150時間ほど。

更にこの手のローグライクゲームはクリア後こそがむしろ本番で、本作もストーリー以外にダンジョン数が何十個も存在し、やり込みが異常なまでに豊富です。

やりこんでいけば数百時間は余裕で遊べますし、数千時間以上遊んでいる人もザラにいます。

一体これのどこが同人ゲームなんだ……と感じるクオリティとボリューム。コンシューマーで発売するのに全く恥じない傑作です!

毎回ダンジョンの地形やアイテム配置が変わる

本作のシステムは、基本的に『風来のシレン』シリーズにかなり近いです。

入るたびに地形やアイテム・敵の配置が変わるダンジョン。毎回レベル1からスタート。アイテムを駆使してダンジョンを踏破することを目指します。

操作に関しても『風来のシレン』シリーズに似ているため、そちらのシリーズをプレイしたことがある人ならすんなり受け入れられる、直感的な操作となっています。方向変換・斜め移動なども健在。

ランダム要素が高いため何度やっても飽きないですし、ゲームへの知識や技術力も問われるため、やればやるほどプレイスキルが上達して上手くなっていきます。

キャラの個性が光る弾幕とスペルカード

本作はプレイヤーキャラクターが6人。パートナーキャラクターが14人。

プレイヤーキャラクターは弾幕とスペルカードを使用可能で、キャラ毎に性能や演出が異なるので個性が光ります。

弾幕は、弾幕ポイントをダンジョン中で拾い、ポイントを消費することで発動できる能力。

一人につき4種類の弾幕を持ち、遠距離攻撃する弾幕、複数の方向に攻撃する弾幕、部屋内全体に攻撃する弾幕、特殊な能力を持つ弾幕など様々あります。

風来のシレンシリーズで言うところの「矢」の役割も担うのですが、矢と違って弾幕ポイントは集めやすいため、厄介な敵を弾幕で処理しやすく、ストレスを溜めにくいです。

スペルカードはダンジョン中に落ちているアイテムとして拾って発動できます。ほとんどのスペルカードは全キャラ共通ですが、キャラ毎に2種類の専用スペルカードがあり、これらはキャラによって性能が異なります。

専用スペルカードはカットインが入り、主に部屋内など複数の範囲にダメージを与えるものが多いです。威力は攻撃力に依存しているためダンジョン後半でも役に立ち、まさに必殺技としての役割があります。

プレイヤーキャラクターを変えると絵やボイスなども変わるため新鮮なプレイができる上、性能も異なるためダンジョン攻略の立ち回りが変わり、キャラクターごとに違った楽しみを味わえるのが魅力です。

ダンジョン途中で倒れてもリスクが低い新設設計

一般的にローグライクゲームはダンジョン途中で倒れたときのリスクが高いです。

レベルはリセットされアイテムも全部消滅し、全て1からやり直しというのがローグライクの伝統。とはいえこのシビアさは初心者にとって厳しく、新規参入しづらいジャンルなのが問題でした。

本作ではアイテム持ち込み可能のダンジョンでは、倒れてもアイテムがなくなりません。レベルのリセットと、所持金を失うのみ。

アイテム持ち込み可能ダンジョンでは手塩にかけて育てた装備品を失うリスクが怖いというのがこの手のゲームではよくありましたが、本作でその心配がないというのは本当に精神的にありがたいと感じます。

また、装備品自体にもレベルがあり、敵を倒すことで成長していきます。倒れるとプレイヤーのレベルはリセットされますが、装備品のレベルはリセットされないため、確実に次以降のダンジョン攻略が楽になっていくのも嬉しいところ。

なお、アイテム持ち込み不可のダンジョンでは、倒れるとアイテムを全て失います。こちらは従来通りのシビアさが味わえるので、シビアな難易度を求めている人には持ち込み不可ダンジョンをおすすめします。個人的に持ち込み不可はシビアな方が良いのでこれも嬉しいですね。

東方Projectのネタが満載

本作は東方Projectの二次創作だというのもあり、東方Projectのネタが満載です。

自機・味方・敵キャラは全て東方キャラクターですし、性能も原作の設定をしっかり受け継いでいます。

また、東方の二次創作ネタも盛んに取り入れており、東方の二次創作が好きな人にはにやりとするところがいっぱいあります。

もちろん東方を知らなくては楽しめないわけではありません。原作を一切知らなくても問題なく楽しめます。

とはいえ、東方を知らない人にとっては同人ゲーの雰囲気というかノリに困惑するかもしれません。硬派な雰囲気の作品ではなく、東方ネタを満載にしてはっちゃけた雰囲気のゲームではあります。

本作の魅力

ローグライク初心者に優しい

本作はローグライクの入門に最適だと思います。

前述の通り、ダンジョン途中で倒れたときのリスクが低いため、ローグライクが苦手でもある程度は装備品やアイテムのごり押しで突破可能です。

また、敵・地形・罠・状態異常などの図鑑をいつでも開くことができるため、どんな敵だったか、どんな罠だったかと確認して対処することができます。この図鑑が詳しく載っているのでありがたいです。

ダンジョン攻略する上でアイテム集めなどの作業的な行為をすることも本作はあまりないため、「めんどくささ」を感じずにプレイできるのが他ローグライク作品と比較しての強みでしょう。

ローグライク上級者でも楽しめるやり込みの深さ

ローグライク上級者は難易度がぬるいと逆につまらなく感じてしまうと思いますが、本作は上級者でも楽しめるやり込みの深さがあります。

持ち込み不可ダンジョンでは装備品のごり押しがききませんし、難易度の高いダンジョンは歴代のローグライク経験者でも唸るくらいの難しさを誇ります。

持ち込み可能ダンジョンも生半可な装備じゃ太刀打ちできないほどインフレしているダンジョンが多々あるため、ローグライク経験者も楽しめること間違いなしです!

パートナーが有能

今までのローグライクゲームでは「パートナーが弱いし勝手な行動をして邪魔……」と感じることがよくありました。

しかし本作のパートナーはかなり有能です。レベルはプレイヤーと一緒に上がっていきますし、装備品もプレイヤーと同じものを装備させることができます。

ステータスが高く特殊能力も豊富で、たまに全体攻撃のスペルカードで敵を一掃してくれるなど、非常に頼りになる戦力です。

パートナーへの指示を送ることもでき、ついてこさせたり、一人で行動させたり、その場に待機させたりなど自由に変更できます。これにより、邪魔にならないようにある程度制御することもできるのが便利。

もちろんパートナーを連れず、「俺は一人で攻略するぜ!」ってこともできます。

同じキャラクターでも、プレイヤーのときとパートナーのときで性能が異なるので、誰をプレイヤーにするか、誰をパートナーにするかを考えるのが楽しいですよ!

DLCを購入すればプレイヤーとパートナーは全部で19人!

DLC無しでのプレイヤーキャラクターは6人。(博麗霊夢、霧雨魔理沙、物部布都、射命丸文、犬走椛、東風谷早苗)

DLC無しでのパートナーキャラクターは14人。(霊夢を除いた上記5人、古明地さとり、秦こころ、レイセン、茨木華扇、霊烏路空、蘇我屠自古、洩矢諏訪子、アリス・マーガトロイド、フランドール・スカーレット)

DLC無しでもこれだけのキャラを仲間にできるのですが、DLCを購入すると更に4人(十六夜咲夜、チルノ、大妖精、比那名居天子)を加え、全部で19人をプレイヤーとパートナー両方で使えるようになります!

一人増えるだけでも新鮮にプレイできるし立ち回りも変わるので面白いのに、19人もいるのはマジでとてつもないボリュームでもうなんかやばいです。(語彙力崩壊)

しかもDLCキャラは軒並み強めに設定されており、それぞれ性能が際立っています。

常時浮遊していて罠や地形を受けない屠自古。

時間を停止して、敵も罠も全てを止めることができる咲夜。

使用したスペルカードを想起して再利用できるさとり。

ローグライクの常識を覆すような能力を持っているのが楽しいので、本作にハマったら是非ともDLCも買ってみてほしいですね。というかハマったら絶対買いたくなりますよ。

DLCはストーリー追加、アイテムや衣装の追加なども含まれているため、ただでさえ膨大なボリュームが更に増えます。

DLCはキャラ単品購入も可能ですが、ストーリーやキャラなどのパック販売が3800円(税抜き)。比那名居天子の追加だけ個別販売(450円)なので、全てのDLCを購入するならDLCだけで4250円。正直全部買っても余裕で安いくらいです。

まあいきなりDLCを買うのではなく、本編をプレイしていてもっとやりこみたいと思ったら買えばいいと思います。僕は100時間くらいプレイして「あ、これ神ゲーだわ」って確信してDLCを全部買いましたね。

持ち込み可能と持ち込み不可のどちらも楽しめる

ダンジョン数はなんと70以上。持ち込み可能、持ち込み不可、特殊なルールのダンジョンなど、なんでもござれ。

本作はしっかり対策すれば、持ち込み可能ダンジョンでアイテムを失うリスクが極めて低いため、アイテムを失うことを恐れずに持ち込み可能ダンジョンを楽しめるのが魅力。(風来のシレンでは持ち込み可をプレイできないチキンだった)

更に装備品の成長が「融合」というシステムを使うことでどんどん強化することができ、最終的にダメージ何十万とかいうインフレをたたき出すことも可能。

そのインフレに対抗するように、めちゃくちゃ強い敵がでてくるダンジョンも存在するため、エンドコンテンツとして持ち込み可能ダンジョンを大いに楽しめます。

そしてもちろん、ローグライクと言えば持ち込み不可ダンジョン。持ち込み不可・アイテム未識別・99階のダンジョンもしっかり存在します。それも割といっぱい。

持ち込み可能ダンジョンでどんどん強くして無敵のキャラ作りを目指すのも良し。持ち込み不可ダンジョンでシビアなゲームを楽しむも良し。どちらの楽しみ方もできるのが本作の最大の醍醐味ですね。

キャラゲーとしての出来も良い

本作は一本のゲームとして本当に素晴らしい作品なのですが、東方Projectのキャラゲーとしてみても出来が良いと思います。

東方キャラクターがたくさん登場し、絵も上手くプロの声優でイメージぴったりのボイスが当てられています。

弾幕やスペルカード、敵の能力も、原作の設定をしっかり活かしています。氷の妖精であるチルノは、アイテムを凍らせてくる、といった感じ。

僕は東方Projectシリーズは『東方紅魔郷』『東方妖々夢』くらいしかプレイしていないため知らないキャラクターも多かったですが、好きなキャラクターが登場するのは嬉しいし、イベントシーンで掛け合いを見ているのが楽しいです。

知らないキャラクターも本作を機に好きになれるため、東方の二次創作の一つとして見ても十分優れているでしょう。むしろゲームのクオリティと人気が高すぎて、公式作品だと勘違いしている人も少なくないくらいですw

東方ファンであれば是非プレイしてみてほしい作品ですね。東方キャラをより多く知っているほど楽しめること間違いなしです。

本作の問題点・不満点

敵キャラを覚えるまで識別が困難

本作の敵キャラは全て東方キャラクターとなりますが、基本的にみんな女の子であることと、戦闘時はデフォルメされていることにより、見た目が似ていることが多いです。

原作で知っている人はともかく、東方キャラを知らない人にとってはなかなか見た目や名前で敵を覚えることが困難だと思います。しかも敵のレベルが変わるとグラフィックが色違いになるので、ますます覚えづらい。

敵の図鑑があるため、忘れても図鑑を見てどんな能力を使ってくる敵だったのかを確認できます。そのため不利になることもないのですが、敵に会う度いちいち図鑑を確認するのも面倒なのは事実。

これは完全に慣れなのでしょうがない側面はありますね。プレイ時間が膨大なゲームなので、ハマっていればそのうち勝手に覚えてきます。最初は敵キャラを識別するのに苦労するということは覚えておきましょう。

シナリオの面白さはおまけ程度

ローグライクゲームは大体どれもそうですが、シナリオに関してはおまけ程度だと思っておきましょう。

本作は東方の二次創作だというのもあり、盛り上がるようなストーリーとか、巧妙な伏線とか、そんなものはありません。

かわいい女の子とかわいい女の子がいちゃついているのを楽しむだけです。まあでも、風来のシレンでも別にシナリオが面白いと思ったことはないので、僕は頭からっぽにしてかわいい女の子のやりとりを楽しんでましたけどねw

まとめ

圧倒的なボリュームとクオリティで楽しめるローグライクゲームです。ローグライクゲームとしても一流の出来ですし、東方ファンであればキャラゲーとしても楽しめます!

僕も一度やり始めて一気に170時間とかプレイしちゃってます。それでも全っ然遊び足りていないほどボリューム満点なんだから恐ろしいゲームですよこいつぁ。

僕はニンテンドースイッチでプレイしているんですが、スイッチなら携帯機で寝ながらでもプレイできるし、いつでもスリープでやめられるので、ローグライクとの相性が抜群なんですよね。

「東方もローグライクも全然知らない!」って人でもおすすめできる傑作ですよ!