【ドラゴンボール】おすすめの名勝負ランキングベスト10! 1位はあの戦い!

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バトル漫画の『ドラゴンボール』には、数々の名勝負がありますよね。

本作の作者である鳥山氏は、バトル描写が非常にわかりやすくて上手で、空中戦という立体的な構図となる戦いを見事に描いていました。

個人的に、バトル描写では本作が一番では、と思うくらい描写が上手だと思っています。

今回は、『ドラゴンボール』でおすすめの名勝負ランキングベスト10を紹介します!

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第10位:悟空 vs. セル

《出典:ドラゴンボール》

第10位は、セルゲームでの悟空 vs. セル。

セル編では悟空が主役ではなく、息子の悟飯が主役になりました。悟空はセルゲーム前から、自分ではセルを倒すことができず、悟飯が倒すことになるだろうと予想していました。

セルゲームでは悟空が最初に戦うことになりますが、互角に近い勝負を繰り広げるも、セルの方が優勢で最終的に悟空は降参してしまいます。

悟飯がセルと戦う前の前座みたいな戦いとなってしまいましたが、主人公なだけあって白熱した戦いでした。

セルが言っていた、「闘いはこうやってある程度実力が近くなくては面白くない」という台詞は、読者目線でも共感できる一言。

悟飯とセルの戦いも面白いんですけど、悟飯が覚醒して一方的にセルをなぶる試合より、悟空とセルの互角の戦いの方が見ていて面白いんですよね。強者同士がぶつかる感じが熱い勝負です。

第9位:悟空 & ピッコロ vs. ラディッツ

《出典:ドラゴンボール》

第9位は、悟空 & ピッコロ vs. ラディッツ。

宿敵だったピッコロが初めて悟空と手を組んで戦います。そんなの面白いに決まってますよね。亀仙人ですらわくわくして観戦したくなっちゃうくらいなんですから。

戦闘力という概念が登場した戦いでもあり、かめはめ波や魔貫光殺砲で気を一点に集中して戦闘力を高めているなど、論理的にもわかりやすい戦いになっていました。

本当は主人公が実の兄と戦うという、設定だけみれば非常にドラマチックな戦いなんですが、特に兄と戦うみたいな葛藤っぽいものもなく、ほとんどただの卑怯な悪役で終わってしまったラディッツ。

関連記事:【ドラゴンボール】ラディッツと悟空が兄弟という設定に意味はあったのか

親玉だったベジータですら改心して仲間になったというのに、ラディッツを生き返らせるとかそんな話も一切ありませんでしたね。出会い方が違っていれば、兄弟仲良く過ごせることもあったのかもしれない……。

第8位:悟空 vs. 洗脳ベジータ

《出典:ドラゴンボール》

第8位は、魔人ブウ編での悟空 vs. 洗脳ベジータ。

戦闘描写は短いですが、ベジータの悟空への妬みや尊敬心、地球への愛情など彼の内面が描写される重要な戦いでした。

セルゲームあたりからですが、ベジータは悟空が自分よりも天才であることを完全に認めているんですよね。最初は下級戦士と侮り、王子の自分の方が優れているはずだと思っていたプライドの高いベジータが、悟空を自分より上だとはっきり言っています。

悟空が超サイヤ人3にならないという舐めプをしているのがとてもかわいそうですが、洗脳されてパワーアップしたことにより超サイヤ人2同士では互角の戦いだったので、白熱した戦いでした。

ベジータの内面描写と、ベジータが洗脳されて良い気分だと言った後の、悟空の「ほんとにそうか?」という台詞がすごく印象に残ります。ベジータの心の変化を悟空が理解しているのが伝わる良いシーンです。

関連記事:【ドラゴンボール】ベジータの性格が変わっていく過程を考察! 一番影響を与えた人物とは?

第7位:ピッコロ vs. 人造人間17号

《出典:ドラゴンボール》

第7位は、ピッコロ vs. 人造人間17号。

ピッコロが神様と融合してパワーアップし、17号と互角の戦いを繰り広げます。

この時点ではピッコロはZ戦士最強であり、17号も判明している時点では最強の敵キャラクター(実際は16号の方が強い)。

ピッコロはセルとの合体を防ぐために17号たちを破壊するつもりですが、17号たちはピッコロに敵意を持っているわけではないため、あまり殺伐としていない雰囲気が個人的に好きです。

ピッコロが作中最後の戦闘面で活躍する戦いであること、後にセルがやってきて三つ巴になるところが好きですね。フリーザ編もそうなんですが、三つ巴展開が好きすぎるのでセルが来て人造人間と一緒に戦っているところとか大好物です。

第6位:ゴテンクス vs. 魔人ブウ

《出典:ドラゴンボール》

第6位は、ゴテンクス vs. 魔人ブウ。

鳥山氏のお気に入りのバトルでもあります。精神と時の部屋でゴテンクスが魔人ブウと戦うシーン。

ゴテンクスは面白いキャラクターですし、本作では珍しい特殊な必殺技を使うので、バトルの雰囲気がいつもと違うのが特徴。ややコミカルな戦いになっていました。

超サイヤ人3にならなくても割と倒せそうでしたし、超サイヤ人3になって圧倒していたところも好き。ただ、悟飯やベジータに似たのか、手を抜いたせいで負けてしまいましたね。

悟空の超サイヤ人3のビジュアルはあんまり好きではないですが、ゴテンクスの超サイヤ人3は似合っててかっこいいですw

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第5位:未来トランクス vs. フリーザ親子

《出典:ドラゴンボール》

第5位は、未来トランクス vs. フリーザ親子。

ほとんど瞬殺に終わった戦いですが、悟空に次いで現れた正体不明の超サイヤ人が、前章のボスだったフリーザを瞬殺したのは、かなり衝撃的なシーンでした。

未来トランクスは、本作では珍しく真っ当なイケメンで、普段は爽やかなのに戦闘時は容赦がないところが格好良くて好きです。

セル編のラスト、トランクスが未来に帰って人造人間とセルを破壊するときも、情け容赦なく瞬殺しているんですよね。

魔人ブウ編の子供トランクスは戦闘好きな一面が描かれてましたが、未来トランクスは一切の油断も遊びもなく、かなり性格が異なるのがわかります。

関連記事:【ドラゴンボール】未来トランクスが人気な理由を考察! 強さとかっこよさを兼ね備えたキャラ

第4位:ベジータ vs. 魔人ブウ

《出典:ドラゴンボール》

第4位は、ベジータ vs. 魔人ブウ。

ベジータが悟空と戦いたがったせいで生み出してしまったと言っても過言ではない魔人ブウ。

バビディに洗脳されているのにも関わらず、自分のせいで生み出された魔人ブウを自分の手で片付けようと一人戦いに挑みますが、実力でも負けている上、魔人ブウが不死身であるため手も足も出ませんでした。

この時点では悟空が超サイヤ人3になれることは読者も知らないため、ベジータの実力は悟空と並んでZ戦士最強。そのベジータが太刀打ちできないため、魔人ブウの強さが飛び抜けていることがわかります。

そしてベジータが命を賭して魔人ブウを倒そうとしたところが泣ける回。ピッコロとクリリンがベジータの死を哀れんでつらそうにしているのが好きです。いつの間にかベジータに対しても仲間意識が生まれていたんだなと伝わってきますね。

第3位:ピッコロたち vs. ナッパ

《出典:ドラゴンボール》

第3位は、ピッコロたち vs. ナッパ 。

悟空が来るまでにピッコロたちがナッパを倒すのかと思いきや、ナッパが無双してしまうというまさかの展開となる戦い。

ピッコロ大魔王編でもクリリンを始め、登場人物が死亡するシーンがありましたが、ナッパ戦ほど主要人物が次々に死ぬ戦いはこれまでにありませんでした。

特にこの戦いで一番感動したのがピッコロの死亡シーンですね! 事前に神様が「ピッコロが殺される」と予言していたため、どのように死ぬのかドキドキさせられていました。

悟飯を庇って死んで、ピッコロの本心が吐露されるのは王道ながらとても良いシーンだったと思います。作中でも屈指の名シーンだと言えるでしょう。

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第2位:悟空たち vs. ベジータ

《出典:ドラゴンボール》

第2位は、悟空たち vs. ベジータ。

ベジータ戦は最初悟空だけで戦うものの、後にクリリンと悟飯も引き返して一緒に戦うことになり、またヤジロベーも大猿になったベジータの尻尾を切るなど、なんだかんだ力を貸してくれました。

この戦いはベジータの不死身のような強さと、みんなが総力をもってベジータを撃退するところに読み応えがあります。

界王拳3倍で無茶して戦い、かめはめ波とギャリック砲の撃ち合いでは一瞬だけ界王拳4倍を使ったことで、悟空の体力は完全に尽きてしまいました。

そのかめはめ波で倒せなかった後は、ベジータが大猿となり大ピンチになりますが、ヤジロベーたちのおかげでなんとか元に戻した後、クリリンと悟飯が元気玉をベジータに当ててやっと倒したかに思われました。

それでもまだ倒せずに起き上がり、最後は悟飯が大猿となってベジータにのしかかって倒すことになります。

死んだかと思ったベジータが何度も起き上がってくるのが脅威的でしたし、全員が満身創痍になるまで力を出し尽くして敵を倒した戦いは、この戦いを除いて他にないと思います。

第1位:悟空 vs. フリーザ

《出典:ドラゴンボール》

第1位は、悟空 vs. フリーザ。

やっぱりこの戦いが本作で一番でしょう! この戦いで初めて悟空が超サイヤ人に変身したため、最も知名度の高い戦いだと思われます。

超サイヤ人になる前は、界王拳20倍でもフリーザに太刀打ちせず、最後の手段で元気玉で倒そうとします。流れは地球でのベジータ戦のときに似ていますね。

ベジータ戦のときも元気玉で倒せなかったときは絶望的な状況でしたが、フリーザ戦ではそれ以上でしょう。もう本当に全員体力も尽きている上に、フリーザとの実力差がものすごいですから、当時リアルタイムで読んでいた読者はどうなるのかドキドキしたんじゃないでしょうか。

そこから超サイヤ人に覚醒してフリーザを圧倒するわけですが、今となっては突然の覚醒でピンチを乗り越えるという展開はありがちなものの、当時では斬新でした。

なによりも、本作ではしっかりと超サイヤ人の伏線を立ててきているので、突然って感じがそれほどないんですよね。フリーザ編に入ってから伝説の超サイヤ人に関する描写がよく入りましたし、ベジータがずっと超サイヤ人超サイヤ人言ってましたから。

超サイヤ人になったばかりの悟空は、怒りで興奮状態だったので口調が「オレ」になっており、クリリンの敵討ちで全力のフリーザを完膚なきまでに叩き潰す様はめちゃくちゃ格好良かったですね。

また、フリーザが手も足も出なかったというほどではなく、全力フリーザは悟空と良い勝負をしており、意外と超サイヤ人になってからも長く戦っています。

フリーザの全力の強さもしっかり描きつつ、それでも超サイヤ人の悟空には敵わないという様子が描かれています。だからこそ超サイヤ人になった悟空の強さが伝わってくるんですよ。

悟空の超サイヤ人への覚醒がこれほどインパクトがあるのに、他のキャラクターの覚醒は今一ぱっとしないんですよね……。

自分への怒りで覚醒したベジータはまだしも、悟飯なんて想像の怒りで覚醒しちゃってるし、悟天なんて覚醒のきっかけを覚えてすらいません。超サイヤ人のバーゲンセールで安っぽくなっているのが悲しい。

最後に

『ドラゴンボール』はバトルが本当に面白い作品ですよね! 能力漫画のような複雑な戦いはない、シンプルなバトル漫画なのにそれが魅力的です。

こうしてみると名勝負はやはり悟空が戦うシーンに多いなあと思いました。主人公がしっかり戦闘面で活躍しているのも、本作が人気の秘訣なのではないかと思います。