【遊戯王】インセクター羽蛾は本当に強かったのか?卑怯で弱いイメージしかない蟲野郎

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ひょひょ。

王国編から登場したインセクター羽蛾。

全国大会決勝の舞台で、東日本代表のデュエリストとして登場し、西日本代表のダイナソー竜崎に勝利し、全日本チャンプとなった男。

その対戦は遊戯たちもテレビで視聴していて、「さすがにいい勝負だったぜー!」と叫んでいました。

全日本チャンプということで、決闘者の王国でも強豪として認識されていましたが、早々に遊戯に敗北して島を去ります。

またバトルシティでは城之内に敗北。遊戯と城之内両方から「お前弱いだろ」と煽られる噛ませ犬キャラクターとなってしまいました。

実際に羽蛾は強いのでしょうか? 卑怯なイメージばかりある羽蛾の強さを考察します!

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インセクター羽蛾とは

《出典:遊☆戯☆王》

決闘者の王国前に開催されたマジック&ウィザーズの全国大会で優勝したキノコ。14歳。

大会の実況者にインセクター羽蛾選手と言われていたので、通り名ではなく正式に登録した選手名のようですね。戦う前からデッキ内容が昆虫族などで占めていることがバレるし、普通に恥ずかしい名前です。まあ14歳なのでそういうお年頃か。

全日本チャンプということでさぞかし強いのだろうと思われますが、大会には遊戯、海馬といった実力者が参加していないため、本人も一番になったつもりはないようです。特に遊戯がエクゾディアで海馬に勝ったことを警戒していました。

遊戯のエクゾディアに勝つ方法が思いつかないから、遊戯のエクゾディアを海に投げ捨てたり、城之内と戦う前に城之内のデッキに自分のカードを仕込ませて戦術に利用したりなど、デュエリストの風上にも置けないような卑劣な性格をしています。

エクゾディアを捨てたことで遊戯の怒りを買い、「蟲野郎」だの「お前弱いだろ」だの煽り倒されてしまうのですが、なぜだか罰ゲームは受けていません。

ちなみにアニメオリジナルストーリーのドーマ編では更に遊戯の逆鱗に触れ、実際にプレイヤーに痛みが生じるデュエルにおいて、ライフポイントが0になっているにも関わらず《狂戦士の魂(バーサーカー・ソウル)》の効果で何度も連続攻撃されてオーバーキルされました。

「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ」や「HA☆NA☆SE」などの名言を大量に生んだ、アニメオリジナルの中でも特に人気の回。アニメを見たことがある方なら、羽蛾と聞いて思いつくのは真っ先にこちらのシーンだと思いますw

全日本チャンプとしての実力

羽蛾の強さを語る上で、全日本チャンプという肩書きは重要でしょう。

遊戯と海馬がいなかったとはいえ、テレビで生放送されるくらいの全国大会なので、大規模な大会だったことは間違いありません。

ただ孔雀舞など他にも強いデュエリストが参加していないのは気になりますね。舞は準優勝者のダイナソー竜崎を「カモ」と称してデュエルを仕掛け、あっさり勝利しています。賞金が好きな舞がどうして参加していないのか……。

舞は羽蛾のことを「仮にも日本チャンピオン」と言っており、認めているんだか認めていないんだかわからない評価を下していました。遊戯の強さを測る当て馬くらいの評価はしていたみたいですが。

そもそも全国大会での竜崎との対戦内容自体がお粗末な感じは強いんですよね。

竜崎は恐竜族最強のレアカード(笑)・《二頭を持つキング・レックス》でただ攻撃しただけ。あっさり羽蛾のトラップカードに引っかかって攻撃を止められ、返しのターンで装備カードとのコンボ攻撃にやられています。さすがにいい勝負だったぜー!(棒)

《出典:遊☆戯☆王》

明らかにデュエルのレベルが低く、トラップカードや装備カードを使っただけで高度な戦術扱い。

単純にカードプールが狭く、まだまだ戦術が重視されるゲーム性ではなかったのかもしれません。マジック&ウィザーズの黎明期だったので全体のレベルが低かったのでしょう。

王国編、更にはバトルシティ編ともなればデュエルの戦術性が大幅に向上しており、この頃の全日本チャンプなど、あてになる実績ではなかったのではないかと思います。実際に、羽蛾は王国編以降なんの実績も作れていませんしね。

洞察力は高く、遊戯に褒められている

王国編で島に向かう船の中では、前大会の上位入賞者のみ個室が与えられ、それ以外のデュエリストはタコ部屋で過ごすことになりました。

城之内たちはそのことに文句を言っていましたが、羽蛾はタコ部屋にいるデュエリストたちを見て、「個室よりもタコ部屋の方がある意味では得かもしれないよ」と遊戯にアドバイスします。

《出典:遊☆戯☆王》

タコ部屋で過ごすデュエリスト同士でカード交換が行えるため、デッキの補強・周囲のデッキの把握ができるということにいち早く気がつきました。その話を聞いた遊戯も羽蛾の洞察力に驚いています。

デュエルではデッキの強さだけではなく、プレイングや洞察力も非常に重要なもの。羽蛾のデュエリストとしての資質が垣間見えるシーンだと思います。

卑怯な手を使いまくる羽蛾

羽蛾は全日本チャンプという実績がありながら、遊戯のエクゾディアを投げ捨てるという卑怯な手を使っています。

そもそもエクゾディアなんて専用デッキを構築しないと揃うわけないし、大して脅威に感じるようなものでもないんですが……。まあ遊戯の運命力はたしかにすごいので、海馬戦のように素のドローでも普通に揃えてしまうのかもしれません。

しかしなんかこう、プライドがないんですかねこの蟲野郎。王国編ですぐ敗退して落ちぶれた後ならともかく、まだ全日本チャンプの肩書きを抱えた栄光時代ですよ。遊戯と戦ったことだってないのに、それでも卑怯な手を使って勝とうとしてくるとは。

バトルシティ編では、城之内のデッキに《寄生虫パラサイド》というカードを事前に仕込み、城之内のモンスターを全てインセクトモンスターに変えてそれをメタりました。

遊戯のことは最初から警戒していたから不正行為に出たのはわかるけれども、城之内は王国編で準優勝の戦績とはいえ、羽蛾は城之内の実力を認めていません。というか遊戯以外はほとんど誰も城之内の強さを認めておらず、海馬からもデュエリストレベルが非常に低い評価でした。

羽蛾も城之内に負けたときに「城之内ごときがここまでやるとは」と言っていることから、やはり城之内のことはみくびっているんですよね。それなのに不正行為を働き、しかもそれで負けるって……。

これまでにも卑怯な手を使っていそう

強い相手でも弱い相手でも卑怯な手を使っていることから、全日本チャンプとなった大会でも不正行為をやっていておかしくないと思います。

決勝の竜崎戦は見る限り正々堂々と戦っていますが、東日本代表を決める大会でイカサマしている可能性はありそうです。

全日本チャンプになってからなにかがあって卑劣な性格になったってわけでもないですし、以前から不正行為を繰り返す常習犯だと思われます。

デュエル中にプレイングで褒められる描写もいくらかあるので、決して実力がまったくないわけではなく、それなりのデュエリストであることは間違いありません。

しかしバトルシティで勝ち残れるほどの実力があったかと言われると、正々堂々と戦った場合はやはり厳しい気がしますね。あくまでデュエリストとしては中堅レベル、梶木漁太やエスパー絽場あたりと同じくらいの実力というのが妥当なラインじゃないでしょうか。

まとめ

インセクター羽蛾はこれまでにも反則行為で勝ち上がってきた可能性が考えられ、デュエル内容を見ても作中上位に入るような強敵だとは思えません。中堅レベルのデュエリストだと考えます。

遊戯には、「お前が大会で勝てたのはまぐれだったようだぜ」「この島で一番弱いんじゃねーかお前」とめちゃくちゃ暴言を吐かれましたが、これは挑発の意味を兼ねているので、本当に雑魚だと思っているほど過小評価していたというわけではないでしょう。

余談ですがこのときの遊戯との戦いのとき、スターチップが足りない遊戯が、足りない分は命を賭けると言って羽蛾もそれに乗りましたが、普通命を賭けるとか言われて信用しますかねそれ。デッキを賭けるとかにすれば良かったのに。(※文庫版では賭けるものが命ではなくデッキに変更されています。そりゃプレイヤーキラーはともかく羽蛾は対戦相手殺してもメリットないですしね……)