【ドラゴンボール】デンデはベジータに恨みを持っていると思うが、許してあげたのか?

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ナメック星人の子供であるデンデ。フリーザ編にて登場し、ドドリアに殺されそうになっているところを悟飯に助けてもらったことで、地球人との縁ができました。

セル編では4年ほど経って少し成長したデンデを、悟空が地球の神として招待します。

以降は神としてドラゴンボールを復活させ、地球に居着いています。魔人ブウ編ではナメック星に行って、ポルンガにベジータの願いの通訳をするという大事な仕事を果たしました。

しかしデンデはベジータに相当な恨みを抱いていても全くおかしくないのですが、魔人ブウ編では「ベジータさん」と呼び、命令に素直に従っています。デンデはベジータを許すことができたのでしょうか?

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デンデとは

《出典:ドラゴンボール》

ナメック星人の中でも優秀な能力を持った龍族の子供。

舞空術は扱えますが、戦闘力は非常に低いです。代わりに大怪我も一瞬で治せる治癒能力、ドラゴンボールを作り出す能力などを持っています。

ナメック星では悟飯たちに命を助けられたことから、悟飯たちのドラゴンボール集めに協力してくれることに。

子供だから仕方ないけれども臆病な性格。ただし身の回りの人たちの危機、自分が果たさなければならないことがあるときは、勇気を出して動く行動力があります。

フリーザ戦で初めて治癒能力があることが明かされ、瀕死の重傷を負ったクリリンやピッコロを治療しました。ベジータの治療は悪人であるため断りましたが、ピッコロたちの頼みで渋々治療しています。

セル編以降は神の宮殿にいたため、戦場で治癒能力を使うことはありませんでした。神の宮殿に行けば回復できるというポケモンセンターみたいな扱いになっていましたね。

デンデはベジータに恨みを持っているはず

ベジータはナメック星で多くのナメック星人を虐殺し、強引にドラゴンボールを奪ってきました。

やっていることはフリーザたちと全く同じであり、共通の敵がいたため悟空たちと共闘したものの、デンデたちナメック星人からすればフリーザたちとなんら変わらない侵略者の一人。

そんな奴相手だったら確かに怪我を治してくれと言われても嫌ですよね。むしろピッコロたちの説得でよく治してあげたもんだ。

デンデに対しても、自分の願いを叶えろと脅してくるわ、治癒してあげたのに蹴られるわと散々な態度を取っています。これは温和なナメック星人でもむかついて当たり前です。

致命的なのは、ベジータに殺されたナメック星人たちはドラゴンボールで生き返らなかったこと。

ドラゴンボールの願いは「フリーザ一味に殺された者たちを生き返らせる」だったため、フリーザの敵であるベジータは『フリーザ一味』に含まれず、ベジータが殺した村の人たちは死んだままでした。

いくらベジータがその後改心し、地球や宇宙のために戦っていたとしても、過去の罪が消えるわけではありません。亡くなった同胞たちのことを想えば、ベジータを恨まずにはいられないでしょう。

デンデは地球の神という役目を全うしている

デンデは悟空たちに誘われ、地球の神になりました。

神は名ばかりなものではなく、あの世とも何かしら交流を持っているようですし、あの世公認の職業だと言えます。

ベジータはサイヤ人ですが、地球人と結婚して子供を産み地球に住んでいることから、デンデの管轄下にあると言って良いでしょう。悟空もサイヤ人ですが地球の人として扱われているでしょうしね。

魔人ブウ編のベジータは善人か悪人かで言えば悪人です。その証拠に、魔人ブウに殺されたときはきっちり地獄行きとなっています。

ですが魔人ブウ編では地球のために命を賭して戦ってくれたことは事実ですし、最終決戦でも魔人ブウとの戦いにかける気持ちは、悟空もベジータもそう変わらないでしょう。

デンデは地球の神ですから、大罪を犯した人物であっても、改心して大義をもって戦う人物をいつまでも恨み続けることは、立場上できないのではないでしょうか。

完全にベジータを許しているかと言えばもちろん違うでしょうが、死ねばあの世で裁かれるわけですし、個人的な感情を自分の星にいる人に向けないようにしているのだと思います。

まとめ

デンデはベジータを許したわけではないと思いますが、地球の神として改心したベジータに個人的な恨みを持つようなことはしないようにしていると考えます。

デンデも大人になったもんですね。大嫌いな人に命令されるのってすごくきついことだと思います……。

嫌いな人と接して、内心ストレスを溜めているかもしれませんが、そのストレスで悪の心と分離してデンデ大魔王なんてものを作らないといいですね。