【ドラゴンボール】亀仙人が師匠として悟空たちに与えた影響は大きい

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作中の初期から登場する亀仙人。武術の神・武天老師とも呼ばれる武道の達人です。

《出典:ドラゴンボール》

悟空とはドラゴンボール探しの過程で出会い、亀仙人が悟空の実力を認めたことで弟子入りさせることになります。

同時期に弟子入りしたクリリンはもちろん、当時は悟空よりも強く、天下一武道会では決勝戦で悟空を破って優勝しました。

しかし徐々に悟空たちの成長に追いつかなくなり、作中三度目の天下一武道会では恥をかくだけだと言って出場することをやめました。

本格的にバトル漫画と化すサイヤ人編以降では完全についていくことはできず出番も減少してしまいます。悟空たちの師匠と言っても稽古をつけていたのは序盤だけで、以降は神様や界王様、後は自力での修行でみんな強くなっていきました。

それでも亀仙人が悟空たちに与えた影響は大きく、悟空があれほど強くなれたのはやはり亀仙人のお陰だと言えるのです。

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亀仙人の教え『亀仙流』

亀仙人は亀仙流という流派の武術を教えています。

亀仙流の教えは、『よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む』。悟空たちに稽古をつけているときも、ハードな修行だけではなく勉強の時間や昼寝の時間なども設けていました。

修行自体も基礎体力をつけるトレーニング中心で、技を教えるなどはしていません。かめはめ波は亀仙人が教えずともみんな自力で習得しました。

亀仙人が悟空たちに直接稽古をつけていたのは作中序盤だけですが、この亀仙流の教えは弟子たちに受け継がれています。

悟空の修行は亀仙流を受け継いでいる

悟空はサイヤ人編で界王様から修行をつけられたあとは、以降独学で修行を積んでいます。(セル編~ブウ編で死んでいた期間は、界王様も修行に付き合っていたとは思いますが、稽古をつけられていたわけではないと思います)

ナメック星に向かう途中の宇宙船内では、数日間不眠不休で訓練を続けるというハードな修行をしていましたが、最後の1日は体を休めることに費やし、休息の時間を取っていました。

セル編では、悟飯と一緒に精神と時の部屋で修行しています。最初は超サイヤ人を超えることを目標としていましたが、色々と試した結果最初の超サイヤ人が最も効率が良いと気がつき、超サイヤ人の状態を慣らす訓練から始めました。

超サイヤ人に慣れた後は基礎的な修行をやり直しており、二人とも特に新たな技を習得するようなことはしていません。

精神と時の部屋の中で1年経過する前に部屋から出て、セルゲーム前までは休息日を長く設けるようにしていました。

基礎トレーニングを重視し、修行ばかりではなくちゃんと体を休めるというのは悟空の修行法に受け継がれており、それが悟空の強さの秘訣にもなっていると思います。

ベジータは常に悟空以上の激しいトレーニングをしていましたが、悟空を追い抜くことはできませんでしたからね。悟空の方が修行効率が良いのでしょう。

勝つためではなく負けないため

亀仙人の理念は、「武道は勝つために励むのではなく、己に負けないため」というもの。

これは作中終盤でベジータが語っていた、悟空の戦いへの姿勢と似ています。悟空は勝つためではなく負けないために限界を極め続けて戦うのだと説明していました。

それこそがベジータと悟空の決定的な違いであり、ベジータが悟空を越えられなかった要因。悟空は亀仙流の理念を体現しているキャラなのです。

亀仙人は作品に欠かせない重要キャラ

悟空たちに大きな影響を与えた亀仙人は、やはり作中で重要なキャラだと言えるでしょう。

ピッコロ大魔王編以降は戦いについていけなくなり、師匠として稽古をつける機会もなくなるものの、悟空の一番の師として貢献したのではないでしょうか。

他にも、鶴仙流の下で悪事を働いていた天津飯とチャオズを説得して足を洗わせましたし、自分は神様失格だとへこたれる神を励まして立ち直らせるなど、様々な人物に影響を与えています。

戦闘力はZ戦士には程遠いですが、武術の神と呼ばれているのも伊達ではない人なのでしょうね。