『人狼ジャッジメント』レビュー。人狼初心者の入門に最適なオススメアプリ!

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こんにちは、九條です。

スマホアプリの『人狼ジャッジメント』をご存じですか?

人狼 ジャッジメント

人狼 ジャッジメント
開発元:Sorairo,inc.
無料
posted withアプリーチ

『人狼ジャッジメント』は、パーティゲームの『汝は人狼なりや?』を基にしたアプリ。村人サイドと人狼サイドに別れて、話し合いで人狼を見つけていくゲームです。

『汝は人狼なりや?』を遊ぶには多人数必要となりますし、ややマイナーなゲームですので、知らない人、知っているけどやったことない人は多いと思います。

僕もゲーム自体は知っていましたが、難しそうなゲームだと思ってなかなか手をつけることができませんでした。多人数集まって嘘を吐いたり嘘つきを暴いたりするコミュニケーションゲームなので、初心者は怖くて手を出しにくいんですよねw

そんな人狼初心者にもオススメなのが『人狼ジャッジメント』。人狼ゲームの勉強にもなりますし、純粋によくできたアプリゲームでとても面白いです!

無課金で楽しめますので、人狼に興味がある方は気軽にプレイしてみてください。今回は『人狼ジャッジメント』をレビューしていきます!

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『人狼ジャッジメント』とは

概要

  • 対応機種:Android 4.1以上、iOS 8.0 以上
  • 価格:無料(課金要素あり)
  • プレイ人数:1~20人

ネット上の人とオンラインで対戦でき、最大で20人まで一緒にプレイできます。

フレンド登録したフレンド同士で屋敷を建てて遊ぶこともできますが、最低でも9人くらい集まらないと面白くならないので、大抵は野良で遊ぶことになるでしょう。

無料で遊ぶことができるのですが、ライフ制度があり、一日に5回までしか遊べない仕様となっています。毎日0時にライフが5個まで回復します。

課金することで更にライフを増やすことができますが、動画広告(15~30秒程度)を一度観るとライフを1つ回復することができるので、広告を観れば課金する必要は全くないです。

他にはキャラクターアイコンの別バージョンを購入することができます。しかしゲーム自体に影響することはなく、ただの自己満足でしかないため、人狼ジャッジメントが好きでお金に余裕がある方だけ購入すればいいでしょう。

ゲーム自体は実質無料で遊び放題なのが嬉しいところ。広告も多くはアプリゲームの広告なので、TVCMを観ている気持ちで観れますよ。

そもそも一戦に20~30分はかかるので、一日5回だけでも十分遊べます。ハマると僕みたいに徹夜してやり続けるようになるので注意が必要なくらいです……。

対戦する前に

まず、『汝は人狼なりや?』を全く知らない完全初心者の方がいきなりプレイすると、確実に何もできずに殺されるのがオチですので、下記公式サイトにてルールを確認しましょう。

人狼 ジャッジメント ヘルプ

役職の説明もありますが、本作では役職が50種類以上用意されています。

ただ実際のゲームではそんなに多くの役職を見かけることはありません。ひとまず初心者が覚えるべき役職は、「市民」「占い師」「狩人」「霊能者」「狂人」「人狼」の6種類で十分。

『汝は人狼なりや?』を知っている方であれば、この辺の役職は知っているでしょうから、サクッとゲームをプレイしてみて大丈夫だと思います。

また後ほど説明しますが、本作にはライフ消費なしで他人が戦っている様子を観戦することができます。初めてプレイするという方は、必ず観戦から入ることをおすすめします。数試合観戦して試合の流れを掴んでから実際に参加しましょう。

対戦の流れ

「オンライン対戦」→「全国対戦」を選択すると、自分で屋敷を作るか、誰かが建てた屋敷に入ることができます。

屋敷毎にルールが異なるのでよく確認しましょう。マイルールに設定されたルールに近い屋敷が上位に表示されるので、最初は「ルールマッチング100%」の屋敷に入ると良いでしょう。

デフォルトルールでは9人村となり、役職は「市民3人」「占い師1人」「狩人1人」「霊能者1人」「狂人1人」「人狼2人」です。他にもたくさんの役職が用意されていますが、まずはこのデフォルトルールで経験を積むのが一番だと思います。

募集プレイヤー欄で、屋敷のレベルを設定しているため、自分のレベルに合わせた屋敷に入りましょう。「初心者歓迎」「中級者歓迎」「上級者歓迎」「誰でも歓迎」「ネタ好き歓迎」の5つの部屋があります。初めての方は「初心者歓迎」部屋へ。慣れてきたら「誰でも歓迎」部屋に行くのをおすすめします。

屋敷に入るとキャラ選択画面となります。人狼ジャッジメントでは、対戦中は選択したキャラとなってゲームをプレイすることになります。

キャラ数は全部で30人。固有キャラを使うので名前を覚えやすいのが良いところですね。(2018/7月のアップデートにより、キャラが23人⇒30人に増加されました)

また、ゲーム内のショップでSPバージョンを購入すると、キャラクターひとりにつきひとつ、別のイラストのアイコンが使えるようになります。特にゲームで有利になるわけではありませんが、新鮮な気持ちでプレイできると思います。

規定人数集まるとゲームが開始されます。始めに自分の役職が表示されますので、役職ごとに設定されている勝利条件を満たせるように振る舞いましょう。

対戦中はチャットで会話できます。他の参加者とコミュニケーションを取っていきながら、嘘を吐いている人や怪しい人を探していきます。

自分が市民陣営であれば人狼を見つけて吊る、人狼陣営であれば自分が吊られないように市民たちを騙しましょう!

狼チャットと墓場チャット

チャットは対戦中いつでもログを遡って確認できます。

また、狼チャットと墓場チャットというものがあり、狼チャットは人狼同士だけで会話でき、墓場チャットは死亡した人同士で会話できます。

人狼は通常のチャットと狼チャットの切り替えが可能で、狼チャットで発言した台詞は赤く表示され、人狼にしか見えません。仲間の人狼と秘密の会話をするときに使いましょう。

死亡した人もチャットに参加可能ですが、グレー色の台詞となり、生存している人物には台詞が見えなくなります。

死亡した人はゲーム終了までやることがないので、敵陣営の人とも墓場チャットで雑談したり一緒に推理したりできます。

墓場では自身の役職のカミングアウトや、相方狼が誰かなどネタバレしても構いませんが、観戦している人も墓場の台詞は見えていますし、墓場でも推理したい人がいることもあるため、ネタバレはできればやめておいた方が良いかもしれません。

ゲーム終了後はすべてのログを見られる

ゲームが終了すると、屋敷を抜けるまでの間は、そのゲーム中の会話ログをすべて確認できます。

このときは今までの狼チャットと墓場チャットもすべて見られますので、どんな会話をしていたのか確かめられます。

人狼サイドはどんな作戦で襲撃先を決めていたのかとか、墓場ではどんな推理が行われていたのかとかを知れるので、ログの確認もとても勉強になりますよ。

戦績確認が可能

ゲームの勝敗は戦績として記録されます。

プレイ回数やプレイ時間、勝利数などが分かるので、勝率を上げていけるといいですね。

本作の魅力

初心者の入門に最適

根本的な話となりますが、人狼ゲームは初心者が参入しにくいジャンルだと思います。

本作も他の人狼ゲームができる媒体と同じ悩みを抱えており、新規初心者がすぐに楽しく遊べるゲーム、にはなっていないのが実情です。

これについては後ほど問題点として指摘します。しかしそれでも、人狼ジャッジメントは人狼初心者の入門としては十分優れていると個人的に考えています。

Web上でも人狼ゲームを遊べるサイトはいくつもありますが、本作ほどインターフェースが優れているツールはなかなかありません。

30人の決められたキャラを選ぶことから、名前が固定で覚えやすく、発言時もアイコンが見えるから誰が喋っているかわかりやすい。ツールによっては本当に文章しかないサイトもあるため、誰が喋っているのかとかすごくわかりづらいんですよ。

キャラクター毎の発言だけを確認するフィルタ機能、狼チャットの切り替えなどもわかりやすくて使いやすい。

新規参入がしづらいジャンルである人狼ゲームですが、本作はインターフェースが優れているため他の媒体よりは参入しやすいのではないか、と思います。(あくまで他の媒体よりは、って感じですが……)

安心して学べる観戦機能

ヘルプを見てルールを理解したといっても、いきなり実戦するのはNG。まずは観戦してみましょう。

すでに規定人数集まっている屋敷には、観戦として屋敷に入ることができ、第三者の立場でゲームを眺めることができます。

観戦者は発言もできませんが、みんなと同じように参加しているつもりで推理してゲームを楽しめますので、自分が戦犯になる恐れなしにゲームを学べる良い機会です。

本作には専門用語が多く、また一般的なセオリー、ローカルルールみたいなものも存在します。何度か観戦してみて、どういう風にゲームが展開されるのか、それに対してみんながどう対応しているのかを学ぶのが大事です。

墓場チャットや、ゲーム終了後のチャットでは、「こうしたら良かった」とか「こういう戦術だった」とかトークしていることもあるので、みんなの会話からセオリーや戦術を学んでいきましょう。

この観戦はライフを消費しないのも良いところ。最初は観戦だけでも楽しいので、自分でも推理しながら観戦しまくって、流れに慣れてきたら実際に参加してみるのをオススメしますよ!

対戦中に用語確認ができる

本作には様々な専門用語が登場します。

「回避で」「霊能ロラします」「280」「ベグ噛みですね」とかみんなガンガン言ってきますが、初心者は「何言ってんだこいつ」状態でしょうw

『汝は人狼なりや?』で使われる専門用語もありますが、本作特有の用語もあります。

こういった専門用語はプレイ中、または観戦中、左下のメニューから用語の意味を確認できますので、意味がわからない言葉がでてきたらメニューを確認しましょう。

用語を選択すると説明文が表示されます。

頻出する用語は、観戦しているときに確認して覚えておくと良いでしょう。知らない言葉ばっかりの状態で対戦すると、用語確認ばっかりしてて発言ができず、寡黙を理由に吊られてしまいやすいので注意。

キャラになりきったロールプレイが面白い

対戦中は選択した固有キャラが自分のキャラとなりますが、発言内容も選択したキャラに合わせてロールプレイしている人が多いです。

見た目がオカマっぽいリリアンを選択している人は、口調もオカマになっている人が多いですし、見た目が濃いゲイルやトーマスを使う人は面白い人が多い印象w

人狼ゲームを真面目にプレイするのは当然としても、こういうロールプレイが面白い屋敷は空気が良くなるので負けても楽しいですw 本作特有の面白さのひとつだと思いますよ。

自分が活躍するとすごく気持ちいい!

本作には役職が色々ありますが、たとえ能力のない市民であっても、考察と発言で活躍することは可能です!

発言で自身の信用を得て周りに納得される考察を落とすことができれば、人狼を吊ることに貢献できます。

人狼であればいかに自分を市民かのように思わせ、村のために正しい考察を落としているかのように振る舞うことができるか。人狼陣営は緊張する人もいると思いますが、うまく周囲を騙して勝利できたときはめっちゃ気持ちいいですよ!

↑人狼のときに、生存者も墓場も完全に騙しきって勝利した試合。試合終了後にみんなから褒められました。

30件までログを残すことができる

ゲーム終了後、そのときのログを保存して、いつでも読み返すことができます。(狼チャットと墓場チャット、ゲーム終了後のチャットも残ります)

最大で30件までのログ保存が可能です。良いプレイングができたときや、チャットの内容が面白かったときのログを保存しておけるのが嬉しいですね。

無料でいくらでも遊べる

これ。

アプリゲームと言えば課金のイメージが強いですが、本作は無課金でも全く問題ありません。

課金はほぼお布施くらいの気持ちですね。別アイコンが使えるSPバージョンも全キャラ3600円と結構高い割に、そこまで払う価値があるかは微妙なところ。お金に余裕がある方だけ課金すればいいでしょう。

プレイ中の広告も最小限しか表示されず、邪魔になることはありません。非常に快適にプレイできるゲームだと思います。

問題点

初心者に厳しいことには変わりない

本作の魅力で「初心者の入門に最適」って言っていたじゃないか! って思うでしょうが……。そうなんです。人狼ゲーム初心者の入門としては、(他の媒体と比べてマシなので)最適なんです。でも結局初心者に厳しいことには変わりはないと思っています。

インターフェースは優れていて使いやすいんですよ。ただ人狼ゲームというのは、活発に議論して嘘をついている人を暴き、自分の考察を落として他人を説得し信用を得て、狼の考察を論破するゲームです。なんかすごく難しそうでしょ?

ルールを覚えたばかりの初心者は、「人狼を吊れば勝てる」「人狼の自分が吊られなければ勝てる」というのはわかります。でも、ぽんとゲームを開始されてみんなが色々喋りだしても、何を喋ればいいか分からなくなって黙りこくり、「把握」とかしか言えなくなるのが関の山。

そして「全然発言しないし考察落とさないからこの人吊りましょう」、と初日に吊られてしまうのがオチです。いくら「初心者で何を喋ればいいかわかりません」と弁明しても無駄。「初心者ならしょうがないね、でも死んでね」となります。

一見初心者いじめのように見えるかもしれませんが、そうではないのです。なぜならこのゲームが先ほども言った通り議論して考察するゲームだから、必然的に寡黙はゲームから退場させるしかないのです。

たくさん喋って真剣にプレイしているプレイヤーが吊られていって、何を喋ればいいか分からないってプレイヤーだけが最後まで残された場合、誰も話し合いができなくて狼が誰かも分からず、適当に吊り先を決める運ゲーとなってしまいますよね?

このゲームは喋る人がいないとゲームとして破綻してしまうのです。だから寡黙は早めに吊られて処理されてしまいます。

これは人狼ゲームそのものの問題でもあり、解消不可能の問題だと言えるかもしれません。

結局初心者はどうすればいいかというと、たくさん観戦したりネットで情報を得てセオリーを学び、発言・考察できるようになること。その上で試合経験を重ねていけば上手くなります。

ただ本作の問題として感じるのが、そういったセオリーや操作方法を学ばせるチュートリアルが存在しないということ。観戦機能があるとはいっても、チュートリアルで最低限の操作方法、大まかなセオリー、基本役職の動きを教えるべきだと思います。

チュートリアルがないので観戦も予習もなしにいきなり部屋に入ってきて、何も喋れなくてすぐ殺されてこのゲームつまんね、となる初心者が少なくないのです。

そして他の参加者にとっても、操作方法や勝利条件すら分からない初心者が部屋に入ってくることは正直やめてほしいと感じるでしょう。ゲームになりませんからね。

ユーザーに初心者の教育を委ねているのが本作の最大の問題点です。このゲームを本格的に楽しみたいのであれば、きちんと予習・観戦して最低限の動きができるようになること。どうしても新規参入の敷居が高いため、初心者には厳しいと言えます。

予習するなら以下の記事で学ぶことをおすすめします。完全初心者向けとなっており少々長い記事ですが、これを読めば誰でも初心者村でなら話についていけるようになるでしょう。

荒らしや放置はそこそこいる

自由にチャットができるゲームである以上仕方ないですが、チャットで荒らしを行う人もたまにいます。

暴言を吐く、利敵行為を行う、何も発言せずに放置する、というプレイヤーはそこそこ見かけます。ユーザーをブロックする機能がありますので、ゲーム終了後に該当ユーザーをブロックしておきましょう。

特に初心者部屋だと結構な頻度で部屋に1人か2人見かけるって感じですね。荒らしはデフォルトルールの屋敷に入りやすいので、慣れてきたら中級者部屋に行くといいでしょう。

もちろん多くのプレイヤーは健全にプレイしていますので、変な人がいたら運がなかったなって思ってそっとブロックしておくくらいが良いと思います。こういう人はどんなゲームにでも必ず湧きます。

威圧的なユーザーもいる

初心者部屋であれば優しい人も多いですが、それでも威圧的なユーザーも一定層います。

自分の論理や戦術が正しいと信じ込んで、自分と異なる発言している人に徹底的に噛みついたり、威圧的に自分が正しいと主張してくる人もいます。

戦術に慣習や流行りみたいなものがあり、初心者は流行りの戦術しか知らないから、「自分の知らない戦術を言う人=狼だ!」という短絡的な発想をするユーザーも見かけますね……。

人狼ゲームという性質上、お互いを疑い合う必要がありますし、特に人狼サイドは嘘を吐いて相手を吊らせなければいけません。かといって、攻撃的な言葉が許されているわけではありません。

あくまで論理で自分が村人であると説得できるようになりましょう。喧嘩腰で発言してくる人に乗っからないように気を付けて下さい。

ちなみにこれは、中級者以上の屋敷の方が、言葉がきつい方や頭が固い人が多いイメージです。ゲーム終了後も禍根が残るような言い合いはしないようにしていきたいですね。

まとめ

初心者が新規参入しにくいジャンルではありますが、人狼初心者の入門として最適なゲームだと思いますし、とても使いやすくて楽しいゲームです!

対人コミュニケーションゲームなので、どうしても困ったユーザーと遭遇することはありますが、それを加味しても魅力的で面白いゲームだと思います。

僕は人狼をやったことのない完全初心者でしたが、本作は一週間くらいで80戦以上(観戦含めれば100戦以上)しているくらいはまってしまいました。

デフォルトルールの屋敷に慣れたら、「妖狐」など他の役職が入った屋敷に行くのもありですよ! セオリーが大きく異なるので新鮮なプレイが楽しめます。

人狼好きの人にも良い環境だと思いますので、是非プレイしてみてはいかがでしょうか。

人狼 ジャッジメント

人狼 ジャッジメント
開発元:Sorairo,inc.
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