完全体セルとの戦いで超サイヤ人2に覚醒した悟飯は、セルジュニアはもちろん、セルをも圧倒する強さへと変貌。
悟飯の一撃で吸収していた18号を思わず吐きだし第二形態に戻ってしまったセルは、負けを悟って自爆するという道を選択します。
セルの身体が膨らみ始め、1分後に地球を巻き込む自爆を行うと宣言し、セルに手を出すこともできなくなった悟飯たちはどうすることもできなくなってしまいました。
そこで悟空が、「これしか思い浮かばなかった」と言ってセルと一緒に界王様の元へと瞬間移動。
《出典：ドラゴンボール》
界王星にてセルが爆発し、界王様とバブルスくんは突然悟空に巻き込まれる形で、悟空と一緒に死んでしまいます。
死を覚悟した悟空だけならまだしも、いきなり巻き添えにされた界王様が不憫で可哀想すぎるのです。
さっさと瞬間移動していれば死なずに済んだ
悟空はセルと一緒に瞬間移動して界王星で爆死しましたが、悟空たちは死なずに済む方法がありました。
悟空は瞬間移動する直前に、「どう考えてもこれしか方法がない」と言っていたので、界王様のところに瞬間移動する策を思いついた後、他にも方法がないか考える時間があったと思われます。
ただそんなことに時間を使っている暇があるなら、さっさと瞬間移動して界王星に行き、そのあと界王様とバブルスくんを連れて再び地球に瞬間移動していれば良かったんですよね。
そうすればセルが勝手に一人で爆死するだけですから、界王様の家や車は破壊されるだろうけど、悟空も界王様たちも死なずに済みました。
悟空がみんなの前で初めて瞬間移動を披露したときも、カメハウスに瞬間移動して亀仙人のサングラスを奪い、即座に瞬間移動でみんなの元に帰ってきていたので、特に連続で瞬間移動することの制限はなかったはず。
その上セルはたまたまだけど頭の核が傷つかなかったことで、結局爆発後に再生し地球に戻ってしまいます。界王様たちも報われない。
界王様の優しさ
突然巻き込まれて爆死した界王様は悟空に文句を言います。そりゃそうだ。
《出典：ドラゴンボール》
ですが、界王様はやはり優しかった。
悟空と一緒に閻魔様から肉体を与えられた界王様は、本当はドラゴンボールの願いで蘇生できたのにも関わらず、蘇生できない悟空のためにあえて自分も死人のままでいることを選択しました。
流石、宇宙で一番偉いだけあって懐が深いですね。どうやってドラゴンボールで生き返るときにその願いを断ることができるのかは不明ですけど。
そういえば悟空も、ヤードラット星から地球に移動するようブルマたちが神龍に願ったときに拒否していましたけど、神龍に「こういう願いきてるんだけど叶えていっすか？」って聞かれたりでもしてるんですかね。
悟空だけ生き返ってしまう
しかし界王様が悟空のために死んだままでいるというのに、悟空は7年後に生き返ることになります。
魔人ブウにゴテンクスが吸収され、悟飯も絶体絶命に陥っているのを見た老界王神が、自分の命を悟空にあげて、悟空は蘇ることになりました。
悟空が戦ってくれなきゃ宇宙が終わっていたのでやむを得ないことなんですが、結局界王様だけ死人のままになってしまいました。
その後も、バビディが地球にやってきた日以降に死んだ人を生き返らせるようポルンガに願いを叶えてもらいましたが、当然界王様は蘇っていません。7年前に死んでいますからね。
つまり少なくとも、作中では界王様が生き返る描写はなく、界王様だけ（と、バブルスくん）が無駄死にしてしまったという悲しい結末となることに……。
でも生きていても死んでいても変わらない？
正直なところ、界王様は生きていても死んでいても変わらない気はする。
元々界王様はあの世にある界王星に住んでいました。生き返ったところで悟空と違ってこの世に行くわけではない。
死んだけど肉体はもらっていますし、ただ天使の輪があるだけで大して今までと生活が変わっていないと思います。
むしろ死んだら歳を取らないし寿命もないしお腹も空かないしで、界王様にとっては良いことなのかも。なんか逆に界王様が羨ましくなってきたぞ。
《界王様が登場するのはサイヤ人編から！》
