ゲームのマルチプラットフォームはみんな嬉しいのかな?

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こんにちは、九條です。

最近のテレビゲームには、マルチプラットフォームが当たり前になってきましたよね。

マルチプラットフォームとは、同じゲームソフトを複数のゲームハードで同時期に発売することです。

有名どころだと、『ドラゴンクエストXI』がPS4と3DSで同時販売しました。まぁこちらは全く同じ内容というわけではなく、それぞれ固有の要素を入れているようですが。

マルチプラットフォームで販売する意義としては、複数ハードを所持しているわけではない人でもプレイできるようにするためなんでしょうが、ユーザー側としては嬉しいものなんですかね?

正直、個人的にはあまり嬉しくないというのが本音。

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増えたマルチプラットフォーム

マルチプラットフォームすべてが嫌なわけじゃないんですが、今みたいに流行りすぎている現状は嬉しくない。

PS4やPS Vitaが顕著だと思います。この2つで同時販売されるタイトルが多すぎる。PS3とPS4での縦マルチも多い。

あとはPS4とXbox Oneでの同時販売もよくあるかな。

こう見ると任天堂ではあまりないですね。任天堂のハードは特殊なギミックが搭載されているから、複数ハードでの開発が難しいというのが理由かもしれません。

昔から既に販売されているゲームソフトを、別のハードに移植するというのはありましたが、これについては特に構わないです。

それが完全版みたいな形で移植されるとちょっとへこみますけど、まぁ多くのユーザーがプレイできるようになるしいいんじゃない? って感覚。

だけど最初から複数ハードで同時発売されるのは、デメリットを強く感じてしまいますね。

マルチプラットフォームは新ハードが普及しなくなる

最初から複数ハードで同時発売されるデメリットは、ゲームハードを購入する意義が薄れてくることです。

PS3とPS4でのマルチ販売が分かりやすいですが、PS3を持っていてまだPS4を持っていないユーザーからすると、欲しいソフトがPS3でも出てくるなら、PS4はまだいいやって考えちゃいますよね。

新しいゲームハードを買う最大の理由は、そのハードで発売される作品をプレイしたいからです。多くの人はソフトありきでゲームハードの購入を考えているはず。

だからこそ、「このハードじゃないと遊べないソフトがある」という状況が大事なんです。マルチプラットフォームばかりになると、そういうソフトが少なくなり、新ハードの購入意欲が薄れていってしまうのではないかな。

実際、PS4もPS Vitaもその内買おうと思っているんですけど、PS4でのソフトを見る限り、VitaやPS3とのマルチ作品ばかりで、ちょっとまだいいかなって思ってしまって……。

僕はゲーム好きなので買いますけど、やりたい作品が少ない人にとっては、その作品がマルチプラットフォームで発売されたら、なかなか新ハードを買おうとはしないんじゃないでしょうか。

縦マルチだと次世代機の性能を活かしきれない

マルチの中でも一番いやなのはこれですね。縦マルチ。

PS3とPS4。あとPS4とPS Vitaも、性能に差がありすぎるので縦マルチと同じようなものかな。

PS4とXbox Oneのように、性能が近いハードでマルチ販売するのはまだいいのですが、性能差がある縦マルチでの販売は、次世代機の性能を活かしきれない作品になる可能性が高いです。

『ドラゴンクエストXI』みたいに、完全に棲み分けできるほど別々に作るのなら良いのですが、どのハードでやってもグラフィック面が多少変わるだけって感じだと、基本的には性能の低いハードに引っ張られたスペックになるんですよね。

せっかく次世代機を購入したのに、前世代とさほど変わらないようなスペックの作品ばかりだったら、すごく勿体ない気分になっちゃいます。

ユーザーは嬉しいもの?

メーカーとしては、特に新ハードがあまり普及していない時期は、売上を伸ばすためにマルチプラットフォームにする意義はあるんだと思います。

でも、ユーザー的には嬉しいんですかね? 僕は前述の理由があるので、正直ない方がいいですね。

メーカーとしても、新ハードの普及が遅れることに繋がり、結果いつまでもハード単独でソフトを販売することができなくなるんじゃないかなぁと思いますが……。

そもそもマルチばっかりになるくらいなら、ハードを1つにまとめてほしい。ニンテンドースイッチみたいに、据置機と携帯機が一体型になるのが理想型ですよね。ソニーも次はこの路線になるのかなぁ。