人造人間17号と18号は、登場当初ベジータたちを圧倒して誰も手が出せないほどの強さでした。
未来からきたトランクスは17号たちの強さを知っていたのですが、本編で17号たちと戦った際に、「俺の知っている人造人間は、あれほどとんでもない強さじゃなかった」と発言。
未来からトランクスがやってきた影響か、セルがやってきた影響か、未来の17号たちよりも遙かに強くなっているらしいのです。
何故強くなったのかは明かされていないので、単なるバタフライ効果か何かかと思われます。
ただ、トランクスが未来の人造人間たちの強さを甘く見ていたという線もあり得るのではないかと思うんですよね。
未来の人造人間17号、18号

《出典:ドラゴンボール》
本編では想定と違って大して悪人ではなかった17号たちですが、トランクスのいた未来では違いました。
容赦なくZ戦士を殺し、世界中を破壊しまくる狂気的な人造人間で、未来は地獄のような世界でした。
本編ではドクターゲロが、言うことを聞かない17号たちを一度停止コントローラーで止めたことを明かしていますが、おそらくこちらの世界では止める前に殺されてしまったのだと思います。
それによって19号以降が製造されることはなく、16号の存在に気付くこともなかったのでしょう。もしくは興味を持たなかったのかも。
本編と強さが違うかどうかはともかく、性格面は明らかに違いましたね。本編では人間を殺すことはなかったですが、こちらの世界では殺戮を楽しんでいます。
停止コントローラーで止める前の人格が狂気的だったのかな。本編の世界では一度止めて再調整してから稼働しているので、その際に性格が丸くなったのかもしれない。(親への忠誠心はなかったが)
未来の人造人間は本編より弱い?
気になるのは、「未来の人造人間は俺でもなんとか戦える程度」というトランクスの発言。

《出典:ドラゴンボール》
本編では17号の一撃で気絶していたトランクスでしたが、未来では勝てはしないものの、1対1なら多少は戦えたということでしょう。
しかし番外編にて、未来での悟飯が17号たちに殺される際、かつて戦ったときは半分の力も出していなかったと17号は語っていました。
トランクスは人造人間が動き始めたときは赤ん坊だったので、ベジータたちとの戦いを直接見ていません。ここで悟飯が戦ったときも、悟飯によって気絶させられていたので戦いを立ち会っていませんでした。
大人になってからも自信満々に挑みに行ってボコボコにやられていたので、トランクスがまだ17号たちを過小評価しているのではないか? という考え方もできます。
人造人間は戦う際に気を発しないので、戦ってみないことには強さが全く分からないんですよね。手を抜いて戦っていてもそれを見抜くことは難しいでしょう。
実際に、17号たちは遊びのために手を抜いていたと思われる描写がありました。
本編世界でセルゲーム終了後、トランクスが未来に帰って17号たちを倒すときに、18号が「もう殺してもいいか」と聞いていました。

《出典:ドラゴンボール》
「遊びが一つ減ってしまうがいいだろう」という17号の言葉から考えても、今までわざと手加減していたと見えます。
本当は未来の人造人間たちも、本編の人造人間と同じくらいの強さだったかもしれませんね。
結論
未来の人造人間17号と18号は、トランクスが彼らの強さを過小評価していただけで、本編での17号たちと同じくらいの強さだった可能性がある、と思います。
どちらにしても、セルゲーム終了後のトランクスであれば、2人を瞬殺できるほどの実力差があることは間違いないですね。
何故未来の方ではドクターゲロが2人を停止できずに殺されてしまったのかは不明ですが、それこそバタフライ効果で何かが変わった、としか想像できないかな。