【遊戯王】落ち込んだ城之内に大金をちらつかせて励ます外道な遊戯

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ペガサスにじーちゃんを人質に取られた遊戯は、ペガサスが開催するマジック&ウィザーズの大会に招待されます。

招待状の中には『王の右手の栄光』と『王の左手の栄光』というカードが入っており、大会優勝者への賞品として与えられるのだろうと遊戯たちは予想しました。

同時期に城之内にも謎のビデオテープが届いたため、てっきりペガサスが城之内を招待してきたかと思ったら、中身は城之内の妹からのメッセージ。

しかしただの勘違いではなく、これはこれで深刻なビデオテープであり、いつも元気な城之内も珍しく落ち込んでしまいました。

そこで遊戯が城之内を励ますわけですが、そのやり方がちょっと主人公らしからぬ外道感にあふれています。

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妹からのビデオテープ

城之内の妹の静香ちゃんは生まれつき目が悪く、近々失明すると医者に宣告されています。

親が別れたために城之内とは別居しており、失明の日を宣告されたつらさから、遠く離れた兄にメッセージテープを送ったという経緯でした。

手術には莫大な大金が必要となり、そんなお金を出す経済的余裕が城之内たちにはないため、静香ちゃんは失明を受け入れています。

妹の病状に気づき、病気について遊戯たちに告白した城之内は、何もできない自分の無力さに嘆いていました。

遊戯たちも城之内にかける言葉がなく、黙り込んでしまいましたが、そこで闇遊戯に人格が入れ替わります!

《出典:遊☆戯☆王》

励まし方が下手くそな闇遊戯

表遊戯や杏子たちでは何を言えばいいか分からず困惑していた状況。

いつも頼れる闇遊戯は、あるカードを持って城之内くんの肩に手を置きます。

手にしたカードは、「莫大なる賞金」と記載された優勝賞品である『王の右手の栄光』。

《出典:遊☆戯☆王》

それを傷心している城之内に「元気出そーぜ!」と見せつける闇遊戯。大会の賞金で手術費を賄おうというわけですね。

うんまぁ、理屈は分かるしとても現実的な案ではあるんですが……。

手術費用が足りないから妹を助けられないと落ち込んでいる人に大金を見せつけて「元気出そーぜ!」は、ちょっとお金で解決する汚さが露骨に表れているので、主人公としてはもっと励まし方を変えてほしかったw

普通に「大会で優勝すれば賞金があるじゃないか!」とアドバイスする流れならなんとも思わなかったですし、「元気出そーぜ!」という言葉自体も良い励ましの言葉なんだけど。

大金(を意味するカード)をちらつかせながらの「元気出そーぜ!」からほとばしる外道感。励まし方が下手くそすぎないか……?

大会運営側も出場者のチェックがガバガバすぎ

招待された人しか大会に出場できないのに、城之内は遊戯からスターチップを1つもらって出場することになりました。

スターチップを嵌めるデュエルグローブすらないのに、出場者として普通にカウントしちゃっている大会運営側もチェックがガバガバですね。

賞金のある大会なわけだし、出場者の数もそれほど多くないんだから、無関係の人が紛れてくる可能性を考慮して厳重なチェックをするべきだと思いますが……。

そもそも城之内に大会参加させなくても、遊戯に託せばいい話でもありますしね。男のプライドとして自分で大会を勝ち進みたかった城之内はそれはそれで格好良いけれど。