まったりぐったり

ドラゴンボールの漫画考察を書いています。まったりしていってね!

まったりぐったり

MENU

【ドラゴンボール】ベジータの名言「がんばれカカロット、お前がナンバー1だ」を考察!

 

悟空の永遠のライバル、ベジータには数多くの名言があります。

 

中でも作中終盤で放たれた「がんばれカカロット、お前がナンバー1だ」は印象に残っている読者が多いでしょう。

 

《出典:ドラゴンボール》

 

ずっと悟空をライバル視し、自分が宇宙一でなければならないというプライドの塊だったベジータが、ライバルをナンバー1と認めた瞬間です。

 

これまでのベジータを見てきていた読者なら胸に来る台詞ですよね。この台詞が放たれるまでのベジータの心情を考察します!

 

ベジータのプライドの高さ

ベジータは登場当初から物凄くプライドの高い人物でした。

 

誇り高きサイヤ人の王子として生まれたベジータは、幼少の頃から親より強かったようですし、天才としてちやほやされてきたんでしょうね。

 

地球での戦いでは、下級戦士の悟空から一撃食らって血を出したことがよほどプライドを傷つけたらしく、ギャリック砲で地球もろとも破壊しようとしていました。地球が破壊されたら自分も死ぬというのに、困った自尊心です。

 

以降も悟空が自分より強くなる度わなわなと体を震わせ、人造人間やセルとの戦いでは、地球のためじゃなく自分の強さの証明のためだけに戦っていました。

 

フリーザ編では宇宙一になって全宇宙を支配しようとしていたようですが、セル編では宇宙征服がしたいわけではなかったと思います。ただ、宇宙一でなければ気が済まなかったんでしょう。

 

プライドの高いベジータが悟空を認めたとき

ベジータが自分より悟空の方が天才であると認めたのは、セル編のときです。

 

フリーザ戦で悟空が超サイヤ人となり差をつけられたものの、自分も超サイヤ人となって自信を取り戻したベジータ。

 

しかし、セル編にて精神と時の部屋から出てきた悟空の気はベジータより遙かに高く、自分の方が強くなったと思ったらすぐに突き放してくると苛立っていました。

 

その後ベジータはセルゲームまで修行を続けるも、セルと悟空の戦いを見たベジータは、自分が悟空に劣っていることをはっきりと認めます。

 

《出典:ドラゴンボール》

 

「頭に来るが認めてやる。俺はあれだけ特訓したがカカロットを越えられなかった……あの野郎は天才だ」 

 

下級戦士の悟空のことを天才と称して、自分より悟空の方が強いとはっきり認めた瞬間です。

 

また悟飯が超サイヤ人2になってセルを倒した後、「完全にやられた、あいつら親子に」と悟空たちに対して言っていました。

 

この時点でベジータは、自分が宇宙一でなければならないというプライドはほぼなくなったのだと思います。悟空が自分よりも天才であることに気がつき、しかも越えられぬまま悟空が死亡してしまったので、ベジータの中で永遠に越えられない存在となってしまいました。

 

最後に「俺はもう戦わん」と発言していますが、ベジータにとって戦いとは己が一番でありたいからという理由があったため、一番ではいられないと思ったから戦うことを放棄したのだと思われます。

 

まあ結局修行は続けていましたが、悟空を越えられないと思っても未練があったんでしょうね。単に戦うことが好きなサイヤ人だから他にやることもなかったんでしょうが。

 

改めて悟空に完全敗北する

修行を続けていたベジータは超サイヤ人2になれるようになり、修行を怠けていた悟飯よりも強くなります。

 

占いババのお陰で一日だけ下界に戻ってきた悟空と対戦できることを待ちわびていましたが、バビディの手下との戦いで悟空が自分より強いことを悟ってしまいました。

 

このときのベジータは悟空の方が強いと分かっても、大きく動揺はしていません。セル編までならあからさまに悔しがっていたんですけどね。

 

悟空の方が天才であることをすでに認めているため、悟空以上の修行をしても悟空を抜けていないことは予想済みだったのでしょう。実際に悟空に対しても、「貴様は天才だ、いつまで経ってもその差は埋まらなかった」と発言しています。

 

バビディに洗脳されて本来の力以上の強さを手に入れて、それでも悟空とやっと互角だったという事実は、ベジータにとっては悔しい出来事だったはず。

 

それを受け入れてあえて洗脳されたのは、悟空より自分の方が強くなくてはというプライドではなく、悟空と対等なライバルでいたいという想いが強かったからじゃないでしょうか。

 

しかし悟空が超サイヤ人3という隠し球を秘めていたことで、ベジータの誇りは更に傷つけられることになるのですが……。自分に全力を出さなかった悟空への怒りもあったでしょうが、悟空に差をつけられた自分の不甲斐なさを痛感していたことでしょう。

 

「がんばれカカロット、お前がナンバー1だ」

今までベジータにとっての悟空は、ライバルと言ってもそこに向ける感情は敵対心でした。

 

自分以外に生き残った唯一のサイヤ人であり、下級戦士の悟空なんかに負けられないという、上から目線からくる感情。

 

それがセル編、ブウ編と通して悟空を認めたことで、敵対心から友情によるライバル心へと変化していったように見えます。

 

最終決戦でブウと戦う悟空を見て、悟空のすごさを理解し自分には敵わないとはっきり認め、悟空をナンバー1だと発言するベジータの心情は奥深いです。

 

ナンバー1と認めるどころか、「がんばれ」とエールを送っていることから、悟空への仲間意識があるんですよね。今までのベジータなら悟空を応援することなんてなかったでしょう。

 

悟空に敵わなくて悔しいという思いよりも、悟空への尊敬心が勝っているのだと思います。「自分より強い」ではなく「悟空が一番」だと表現しているわけですからね。

 

悟空への悪意がなくなり、純粋なライバルとしての仲間意識が芽生えた証と言える台詞です。極悪非道な時代のベジータを見てきた読者なら感動すること間違いなしですね!