【ドラゴンボール】ベジータの「ナッパよけろーっ!」が地球を救った

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ドラゴンボールを求めて地球に襲来してきたベジータとナッパ。

界王様のうっかりで悟空の到着が遅れに遅れ、悟飯とクリリン以外のZ戦士はナッパに殺されてしまい、壊滅状態に陥ってしまいます。(ナッパ以外の人に殺された人もいたような……)

ベジータは悟空がくるまで観戦しているだけで、戦っていたのはナッパだけでしたが、そのナッパ一人倒すことができないほど、ピッコロたちとは実力差がありました。

ですが、唯一ナッパを倒せるチャンスがあったのが、クリリンの気円斬。ベジータが「ナッパよけろーっ!」と回避を促したことで無事でしたが、あれがなければ油断したナッパはまともに食らって死んでいた可能性があります。

皮肉なことに、あそこでベジータが「ナッパよけろーっ!」と言ったことが、地球を救ったとも言えるのですよね。

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「ナッパよけろーっ!」の意図

《出典:ドラゴンボール》

当時のベジータは極悪非道。仲間意識など皆無で、ナッパがピッコロたちにダメージをもらう様を楽しんでいるだけで、本気で心配したりはしていません。

それに悟空にやられたナッパの止めを自ら刺しているくらいですからね。同じサイヤ人であるナッパですら、ただの使い捨ての駒だったのでしょう。

そんなベジータなのに、クリリンの気円斬をナッパが受け止めようとしたときは、大声で「ナッパよけろーっ!」と叫びました。少し慌てている様子がありましたね。

悟空との対戦中、頭に血が上ったナッパに冷静になるようアドバイスしていたところを見ても、ベジータは一応、ナッパが戦いに勝てるようにある程度の助言はするつもりだったのだと思います。

あれほど勢いよく「ナッパよけろーっ!」と叫んだ意図としては、それだけ気円斬が危険な技だったと認識したからに他ならず、あのままナッパが食らっていたら死ぬ(自分が戦わねばならなくなる)と判断したのだと考えられます。

気円斬を食らっていたら死んでいたのは間違いない

ベジータの判断は間違っていないと思います。ナッパが気円斬を避けていなかったらまず死んでいたでしょう。

気円斬の切れ味がものすごく高いのは、フリーザ第二形態との戦いで証明されています。

《出典:ドラゴンボール》

戦闘力に100倍ほどの差があるフリーザの尻尾をも切ってしまうほどの威力。ナッパとの戦闘力差なら、ナッパの胴体をちょんぎることは十分可能だったと思われます。

厳密に言うと気円斬自体のパワーが大きいわけじゃなく、切断力がすごく高い技なんですかね。ベジータも技の性質を見切れんのかと言っていましたし。

ナッパは気円斬をなめてかかって受け止めようとしていたので、ベジータに避けるよう言われていなかったらまず間違いなく死んでいたことでしょう。

「ナッパよけろーっ!」が地球を救った

では「ナッパよけろーっ!」がなかったらナッパを倒せていたということなのですが、その場合どうなるのか考えてみましょう。

ナッパが死ねば、代わりにベジータがピッコロたちと戦うことになります。

しかしベジータは、ナッパよりも更に遙か上の力を持っています。戦闘力18000以上は確実。

悟空が到着するまでに、満身創痍なピッコロたちを殺すのは造作もないことでしょう。(ピッコロはドラゴンボールのことを後で吐かせるために気絶程度に抑えると思いますが)

となると全滅した後に悟空が到着するわけですが、本編と同じく4倍界王拳のかめはめ波で押し切るところまではいいとしても、一人では元気玉を当てることができません。

ちなみにピッコロたちがやられているなら仙豆が一粒残っているはずですが、界王拳で疲れた体を仙豆で回復しても、大猿になったベジータには勝てるわけがない。

ヤジロベーに尻尾を切られて大猿が解けるところまでは同じ展開になるかもしれませんが、悟空は死にかけだしヤジロベーに元気玉の操作ができるわけもないし、すぐに悟空は止めを刺されてしまうと思います。

そしてピッコロにドラゴンボールのことを吐かせて、ベジータが不老不死になるか、ドラゴンボールを集めきる前にフリーザが地球にやってきて争奪戦が始まります。どちらにしても、地球はめちゃくちゃにされてしまうのは間違いありません。

もし、あのとき、ナッパが気円斬を避けていれば……。そうすれば悟空たちはベジータを退けて、地球を救うことができる。

ベジータの「ナッパよけろーっ!」が地球を救ったことになるのです。いやそれどころか、ベジータやフリーザはその後全宇宙を支配していくでしょうから、他の惑星も救ったことになるかもしれません。

まさに未来を決める一言となった「ナッパよけろーっ!」。僕はいったいこの記事で何回この台詞を書いたんだろう……。

《「ナッパよけろーっ!」が見れるナッパ戦は19巻!》