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ドラゴンボールと遊戯王の漫画考察を書いています。まったりしていってね!

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【遊戯王】ダブル主人公、親友、ライバル、黒幕と、魅力的なキャラが多い初代遊戯王

 

遊戯王はアニメを主としてたくさんのシリーズを展開していますが、中でも印象に残るのはやはり週刊少年ジャンプで連載された初代遊戯王。

 

最初はカードゲーム漫画というわけではなく、闇遊戯が色々なゲームで悪人と戦って、罰ゲームで相手の心をぶっ壊していくところにカタルシスを感じる作品でした。

 

後に大人気キャラになった海馬瀬人も、カードゲームが本格化するペガサス編までに、遊戯に二回も心をぶっ壊されていましたね。カワイソウ。

 

遊戯王好きとしてはペガサス編以降、特にカードゲームのルールがきちんと制定されたバトルシティ編以降が中でも面白いと思います。

 

カードゲームでモンスターをソリッドビジョンに映して闘うというところにオリジナリティがあった作品ですが、それ以上に魅力的だったのは、絶妙なポジションを与えられたキャラクターたちでした。

 

ダブル主人公

《出典:遊☆戯☆王》

 

初代遊戯王はダブル主人公制をとっています。

 

本来の人格である表遊戯と、千年パズルに宿る人格である闇遊戯。この二人が物語の主人公でしたね。

 

ペガサス編とバトルシティ編でのデュエルシーンでは、殆どの局面で闇遊戯が対戦していますが、きちんとダブル主人公を活かす話も取り入れられています。

 

ペガサス戦におけるマインドスキャン対策、洗脳城之内との戦い、闇マリクとの闇のゲームなど、表遊戯と闇遊戯との結束が大事となった戦いもありました。

 

何より、戦いの儀で主人公二人がデュエルする局面が、初代遊戯王の最大の見せ場だったと思います。カードゲーム漫画であるにも関わらず、ダブル主人公という制度をうまく活用できていました。

 

親友の城之内

《出典:遊☆戯☆王》

 

ペガサス編、バトルシティ編では城之内も遊戯に次いでデュエルシーンが描かれたキャラクターです。

 

闇遊戯は最初からデッキも強くプレイングセンスも長けており(あとドロー運が良すぎ)、作中でもほぼ負けなしのデュエリストでした。

 

強い主人公が敵をなぎ倒していく爽快感を読者に与えてくれた遊戯。対して、弱いキャラが徐々に強くなっていく少年漫画らしさを読者に与えたのが城之内です。

 

遊戯と城之内の絆が描かれるシーンも多く、特にマリクに洗脳された城之内との戦いは、第一話の伏線回収もあって、作中でも屈指の感動エピソードでしたね。

 

準主人公級の活躍をしており、シリアスとギャグ両方を担当できる見事なポジションのキャラでした。カードゲーム漫画の視点で見ても、初心者の立場で強敵と闘ってくれるキャラとして重要な立ち位置だったと思います。

 

ライバルの海馬

《出典:遊☆戯☆王》

 

初代遊戯王でも高い人気を持つ海馬社長。

 

最初は極悪非道なキャラでしたけど、遊戯にマインドクラッシュされて悪の心が砕けたことにより、遊戯の正当な好敵手として、誇り高い人物へと成長したキャラ。

 

ペガサス編以降は、悪い人ではないけれど遊戯たちとは価値観が相容れず、他人を信じない一匹狼でした。

 

遊戯とはライバルとしてお互いに実力を認め合いつつ、倒せるのは自分だけという信頼にも近い関係性を持った、悪意のないライバルとして魅力的な存在でしたね。

 

テレビゲームではライバルキャラクターってそんなに珍しくないんですが、漫画ではここまで存在感の強い魅力的なライバルって珍しいんじゃないでしょうか。

 

純粋に共闘するわけでもなく、いがみ合うわけでもない絶妙なライバル関係。実力も遊戯と互角でありキャラも立っていたので、人気になるのも頷けるキャラクターです。

 

ラスボスのペガサス、マリク

《出典:遊☆戯☆王》

 

ペガサス編、バトルシティ編でそれぞれラスボスとなった、ペガサスとマリク。

 

二人とも風格と実力は申し分なく、ラスボスの貫禄がありました。

 

ペガサスはマインドスキャンにより相手の手札や戦術を見抜き、更に自分だけのオリジナルカード『トゥーン・ワールド』で相手の攻撃を受け付けないという卑怯な強さを持ったキャラ。

 

マリクはカードの創造主でもなく、大会主催者というわけでもない一般のデュエリストですが、作中では最強のカード『ラーの翼神竜』を所持していたため、ラスボスに相応しい強さでした。(城之内に負けかけてたけど)

 

そしてどちらも、遊戯の大切な人に手を掛ける残虐性があったりと、宿敵らしさがきちんと備わっていたところが、物語を盛り上げるのに貢献していたと思います。やっぱり悪役は悪でなくっちゃね。

 

黒幕のバクラ

《出典:遊☆戯☆王》

 

バクラはTRPG編で倒して以降、王の記憶編まではあまり表立って敵対しませんが、どのお話でも常に暗躍している黒幕キャラでした。

 

千年アイテムの収集を目的としていたため、ペガサスを殺してミレニアム・アイを奪ったり、マリクと契約してバトルシティに参加したりと、常に舞台の裏側で自分の策を遂行してきました。

 

ペガサスやマリクというラスボスキャラがいる一方で、彼らとは別の目的を持って味方になったり敵になったりと、トリックスターの役割もあったバクラ。

 

バクラとマリクのデュエルは、悪役同士が主人公たちの知らないところで戦っているという、少年ならワクワクすること間違いなしの展開でしたよね。

 

主人公対、敵対勢力という単純構図ではなく、バクラのような陰で暗躍する第三勢力(一人だけど)がいたことで、より物語を盛り上げていたと思います。

 

ヒロインが不在!

ここまで、キャラクターの配役が素晴らしかったと語りましたが、唯一不在だったのが魅力的なヒロイン。

 

少年漫画としては主人公の支えとなるヒロインがほしかったところですね。ある意味、ダブル主人公の表遊戯がヒロインみたいな感じになってしまっている……。

 

まあヒロインもなしにここまでストーリーを盛り上げた初代遊戯王はやはり傑作だったと言えるでしょう。あの話にヒロインという存在を絡ませれば、物語の構造が大分変化したでしょうし、これはこれで良かったのかもしれませんね。

 

どうしても男臭さが抜けない作品ではあるので、かわいいヒロインがほしかったところではありますが。

 

え、杏子? 杏、子……? 杏子かあ……。ああー……。