報連相の違いを知ってる? 新入社員が間違いやすいポイントを解説

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こんにちは、九條です。

報連相って入社したら絶対教わりますよね。

初めて「報連相って知ってるか?」って聞かれたときは、「ほうれん草? 鉄分豊富だよね」とかって思いませんでした? 流石に質問が意味深なので絶対違うだろうなぁとは思いましたが(笑)

報告・連絡・相談の略だということは、就職活動を経験した人なら多分知っていると思います。知らなかったなら今覚えておいてね! 会社でほうれん草の話はしないから!

でも新入社員と接してきて、報連相の言葉の違いを使い分けられている人って意外と少なかったんですよね。まぁ大体は合っているんですけど、ちょっと使いどころ変だなーって感じるときをたまに見かける。

会社で使われる『報告・連絡・相談』のそれぞれの意味と、新入社員が間違いやすい大事なポイントを解説します。

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報告とは

報告は、あることの経過・結果を伝えることです。

仕事においては、仕事の進捗状況、問題点、いつまでに終わりそうか、などを伝えることを「報告」と言います。任務を与えられている者が現況を伝えることで、指示者が状況判断できるようにしておくのです。

大事なポイントは、『指示を与えられた下位の人間が、上位の人間に伝える』ということです。

なので、先輩や上司、お客様から、「これやっといたよー」と伝えられたときに、「報告ありがとうございます」と返すと、ちょっと失礼に感じられます。自分が上位者である言い方になってしまうんですね。

「報告」は上位者に伝えることに対して使われる言葉である、と認識しておきましょう。言葉遣いや序列を重んじる上司に対して「報告ありがとうございます」なんて言うと、後が怖いですよ……。

連絡とは

連絡は、ある情報を関係者に伝えることです。

たとえば、15時から会議を行うと聞いたので、それを同僚みんなに教えたりとかですね。

報告と違い、連絡する側、される側の立場は関係ありません。報告は『現状を上位者に伝える』ことであるのに対し、連絡はただの『情報共有』だと思っていいです。

単にメールをもらったら「ご連絡ありがとうございます」と返したりもしますけどね。この場合は単純にメールそのものを「連絡」と指しています。メール内容によらず、こう返す人も多いですし、別に間違ってもいないと思います。

ただ、上位者からの指示に対して、「ご連絡ありがとうございます」と返すと、相手によっては「連絡じゃねえよ」と指摘されるので注意しましょう。指示に対しては、「ご指示ありがとうございます」と明確に書いた方がいいです。

相談とは

相談は、問題の解決のために話し合ったり、意見を求めることです。

これは、会社でも日常でもあまり意味は変わらないです。仕事で分からないことがあるから先輩に相談する、困ったことがあるから上司に相談する、といった感じですね。

報告・連絡とは違って、相談は相手の返答を要求している行為です。困っていることがあるから伝えているのに、何の反応もなかったら相談した意味ないですもんね。

報連相はやっぱり大事

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新入社員が間違いやすいのは、「上位者の行いを報告と言ってしまう」「指示を連絡と言ってしまう」ことですね。

ほんと些細な違いでしかないんですけど、やっぱり気にする人は気にします。報連相だけじゃなく敬語もそうなんですが、ちょっとした間違いで心証を悪くしちゃうので、きちんと使い分けられるようにしておきましょう。

また、報連相は意味を知っていても実践できているかが大事です! 入社したら研修で嫌でも教わるでしょうが、新入社員じゃなくても報連相ができない人はできないもんなので、新人の内から実践を繰り返して身に付けていきましょう!